英語の成績向上は、第一志望合格へのカギであり、多くの人が力を入れる教科であります。
英語という教科は、中学1年生の時からコツコツ積み重ねて、中学3年にその成果として偏差値などの数字となってあらわれます。しかし、そこまでしっかり積み重ねられる人は多くありません。
やはり、受験生になってようやく尻に火が付くといったように、本気になるのはどうしても、中学3年生になってからになってしまいます。
しかし、勉強方法を間違えてしまうと、効率が悪かったり、あまりに出来なくて自信を失って英語の勉強を全くしなくなったりしてしまいます。
そこで、今回は、そういった人たちのために、受験生が1学期にやると効果の高い勉強方法を解説します。
ステップ1『文法』
文法は最も勉強しやすいので、ここから手を付け始めましょう。具体的に、基本文型・時制・助動詞・比較・不定詞・動名詞・受動態・現在完了です。これらの形と訳を覚えましょう。
文法を知っていないと、長文を訳すことができません。
また、北辰テストなどでは、並び替えの問題や、単語の形を変える問題など文法知識を使う問題が必ず出題されます。知識を使った問題は安定しやすいので、文法知識をしっかり身に付ければ偏差値も安定してとることができます。
具体的な勉強方法としては、薄い問題集や塾のテキストの問題を解きながら、文法の形と訳し方を覚えます。
文法の勉強法については、下の記事にまとめています。おすすめの問題集も掲載しているのでよかったら参考にしてください。
また、英文の勉強では、基本例文も一緒に覚えることをおすすめします。単語カードやシートに書いて、繰り返し声に出して覚えてしまいましょう。
ステップ2『単語』
単語の暗記は必須です。夏から覚え始めるようでは2学期の北辰テストに間に合いません。1学期から、繰り返して覚えていく必要があります。
単語の覚え方はこちらを参考にしてください。
単語は毎日繰り返すこと・何回も見ることが大事です。毎日繰り返すために、以下の2つの記事もご覧ください。
だれでもできる、スキマ時間を使った勉強方法と、習慣のみに付け方を解説しています。
今から、勉強の習慣を身に付け、スキマ時間を上手に使えたら成績は向上します。また、この2つは英語勉強に適しています。ぜひ、英語力アップのために参考にしてください。
ステップ3『過去問にチャレンジ』
基礎知識を身に付けたら過去問題にチャレンジしましょう。長文を読んで問題に答えることを練習しなくてはいけません。
北辰テスト特有の問題もあるので、その型に慣れることで、スピードアップや正答率アップにつながります。
ただし、ステップ3はある程度文法や単語の知識を身に付けてからにしましょう。7月や8月くらいにまとめて取り組んでみると良いでしょう。ある程度覚えているという人はもっと早く手を付けても構いません。
北辰テスト特有の問題の紹介、対策方法はこちら
その他『音読』
入試や北辰テストで点数を取るためには、どうしたって長文対策は必須です。そして、多くの受験生を悩ますのが、時間の問題。
昨今の入試問題の分量はとても多く、時間が足りなくなってしまう生徒がたくさんいます。その結果、あわててしまい普段の力を発揮できなかったり、最後まで解ききれなくなっ足りしてしまいます。
そのため、速読力を身に付けなくてはいけません。
速読といっても、英語の知識がないと速読も何もありませんから、まずは基礎意識をつけること、ステップ1と2は最低限です。そのうえで何かできることがあるかというと、長文を読む練習をしましょう。その際、長文を声に出して読むとなお効果的です。
長文対策におすすめな問題集はこちら
効果的な音読の解説はこちら↓
さいごに
2学期以降偏差値を上げるには、1学期から夏の期間が勝負です。英語は積み重ねの教科ですから、1、2週間では成績は上がりません。
2学期以降の偏差値が大事な北辰テスト、そして入試に向けて、今からこのスケジュール通りに、英語の勉強を始めてください。