【埼玉県私立高校入試の仕組み】確約のもらい方

「確約って何?」

「北辰テストを受けなくちゃいけないの?」

「内申点も関係するの?」

埼玉県の私立入試についてよく質問を受けます。

仕組みを理解をしていないと、模試代を無駄に支払ったり、合格できた高校を受験しなかったりと損をする可能性があります。

この記事では埼玉県の特殊な制度である、「確約」についてお伝えします。

1.確約とは

確約制度とは、「基準を満たせば、合格の約束をしてもらう制度」です。

テストの点数は、ほぼ関係ありませんプレッシャーも少なくテストを受けることができます。埼玉県の私立高校は一部の高校を除き、この確約制度を実施しています。

確約制度を実施しない高校
慶應義塾志木高等学校・早稲田大学本庄高等学院・立教新座高等学校

上記以外の高校が、テストの点数に関係なく合格を勝ち取ることができます。

また、確約制度を実施している高校では、いくら偏差値が高くても、必ず確約をもらってください。

確約をもらわずに受験をする場合、合格することが難しくなります。

2.確約をもらうまでの流れ

それでは確約をもらうまでの流れを説明します。

①7月から北辰テストを受験する。

確約をもらうためには、北辰テストという埼玉県で行われている模試の成績表が必要です。4月から北辰テストが始まりますが、使用するのは7月の成績からなので、6月までは受ける必要はありません。

北辰テストの日程と対策はこちら

北辰テストの日程と対策

②個別相談会に参加する。

9月から各私立高校で個別相談会が実施されます。この相談会に保護者と子供で参加します。中学3年1学期or2学期の通知表・北辰テストの成績表・その他検定などの証明書を持っていきます。

③確約をもらう。

個別相談会で通知表と北辰テストの成績表を提出し、高校の定める基準に到達していれば確約をもらえます。到達していないと、再度個別相談会に参加しなくてはいけません。

確約は受験義務ではありません。少しでも受験する可能性がある高校は確約はもらておくことをおすすめします。

3.基準について

北辰テストの偏差値」「中学3年1学期or 2学期の内申点確約の基準となり、各高校が設定します。英検・漢検や部長・生徒会役員などの実績は、偏差値や内申点に加点されます。

※北辰テストの偏差値は、7月以降の1番目と2番目に高い偏差値の2回の平均値を使用します。

各高校が定める内申と偏差値の数値のどちらか(例①)、または両方とも(例②)達していると確約がもらえます。以下の例を使って解説します。

基準の例
学校名 形式 内申 偏差値

武南高校

(進学コース)

単願 5科5段階 18 3科or5科 57
併願 5科5段階 19 3科or5科 59
川越東高等学校
(普通科)
単願 3科5段階 12 3科or5科 63
9科5段階 34
併願 3科5段階 13 3科or5科 66
9科5段階 37

※平成30年度入試の数値です。

3-1.単願と併願について

まず単願と併願では基準が異なるので、先にこれらについて説明します。

単願…合格したら必ずその学校に入学する

併願…合格してもその学校への入学を拒否する権利をもつ

公立高校やほかの私立の高校を第一志望とされるかたは、併願形式の受験となります。

3-2.武南高校の基準(例①)

学校名 形式 内申 偏差値

武南高校

(進学コース)

単願 5科5段階 18 3科or5科 57
併願 5科5段階 19 3科or5科 59

中学3年1学期または2学期の通知表の5科目(国数英理社)が18以上であれば単願の確約。

7月以降の北辰テストの偏差値(2回平均)が57以上であれば単願の確約。

中学3年1学期または2学期の通知表の5科目(国数英理社)が19以上であれば単願の確約。

7月以降の北辰テストの偏差値(2回平均)が59以上であれば単願の確約。

北辰テストの偏差値でも、内申でもどちらか一方が到達していれば確約です。

そのため、偏差値が伸び悩んだとしても学校のテストを頑張っていれば確約がもらえます。逆に、思うような内申点を取れなかったとしても、北辰テストで挽回することができます。

3-3.川越東高校の基準(例②)

川越東高等学校
(普通科)
単願 3科5段階 12 3科or5科 63
9科5段階 34
併願 3科5段階 13 3科or5科 66
9科5段階 37

川越東高等学校の場合は例①とは異なり、内申点(3科と9科)、北辰テストの偏差値(2回平均)の3つの数値で基準を満たさないと確約になりません

そのため川越東高等学校を志望される方は、学校の成績も北辰テストもどちらも頑張らなくてはいけません。

「偏差値取れればいいんでしょ~」なんて思っていると大変です。

このように私立入試の仕組みと、各学校の基準を早くから理解しないと、いざ受験校を決めるときに後悔をすることがあります。

4.高校側とは確約と言わない!?確約を確かめる方法

実は「確約」とは業界用語のようなものであって、個別相談会で高校の先生はこの言葉を使いません。

代わりに使う言葉は、「合格圏」「安全圏」「80%合格」「◎」など学校によって表現は様々です。

不安な場合は「確約ですか?」と聞いてください。

「確約とは言えないのですが…まぁ大丈夫です。」「安心してください。」と言ったら確約です。

逆に確約ではない場合「偏差値1上げてきてください」「2学期の通知表を持ってきてください」など、再度個別相談会の案内をされます。

「確約ですか」と聞いたところで、マイナス評価になったりしません。安心して聞いちゃいましょう。

それでも不安な場合は、高校受験さぽーとのLINE@で相談してください。わかる限りお答えいたします。

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5.確約を効果的に使いましょう

確約制度は特殊ですが、効果的に使えば得をすることがたくさん。

知らないと損です!

・早くて9月や10月に進路が決まる。

早く決まってしまえば、得することがたくさんあります。

9月に決まってしまえば、それ以降の北辰テストを受ける必要がなくなるため、15,000円~20,000円ほど節約できます

また、塾の費用を抑えることもできます。塾にもよりますが、必要ないと思った講座はキャンセルすることができます。

時間的な余裕もできるので、大学入試に向けて英語の学習に力をいれてもよいかと思います。

6.さいごに

確約制度、どうでしたでしょうか。制度が十分理解できると、使い方によっては良い制度になりますよね。やはり、入試は情報勝負です。

ここで学んだ知識と学校の情報を合わせて、満足のいく受験となるように願っています。





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