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オンライン授業の良いところ悪いところ【担当者が語ります】

休校の影響で、多くの塾や私立の学校がオンライン授業を導入しています。急速に広がっていますね。

 

とはいっても、公立学校はまだまだといったところでしょうか。

 

公立の学校に普及しないのは、単純に整備が追い付かないからのようです。オンラインが良くないからといったことではありません。

 

実際に熊本県では、公立の学校でもオンライン授業を実施しています。理由は、熊本地震の時に、オンライン授業ができる機材を整えたからです。大阪府も、お金を出して早急に整備し、オンライン授業ができる環境を整えるとのことです。

 

また、世界ではオンライン授業は当たり前のものになっていて、このコロナ禍で実施できていない先進国は日本くらいです。

 

そんな急速に私たちの生活に入ってきたオンライン授業ですが、これまでに経験のないことですから、不安もあるでしょうし、色々なことが不明ではあると思います。

 

そこで、この記事ではオンライン授業の良いところ悪いところを、忖度なしにお伝えしていきたいと思います。筆者もオンライン授業を担当しています。

 

オンライン授業とは

まずは、オンライン授業がどのような仕組みとなっているか、また、必要なものは何か説明します。

 

オンライン授業のしくみ

オンライン授業とは、ネット上で行う遠隔授業のことです。

 

Web会議システム(Zoomやスカイプ)を用いて、画面で先生の授業・資料・教材をみながら勉強することができます。

 

オンライン授業を受講するために必要なもの

①パソコン・タブレット・スマホ

動画や音声などを受信する機器が必要です。現代の技術では、どれでも可能です。保護者のスマホを使う場合は、ある程度の時間が、自分の手元から離れてしまいますので注意が必要です。その間スマホを使うことができません。

 

②Wi-Fiや有線LANなどのネット通信環境

ネット通信環境が整っていないと、アプリやソフトが使えません。また、スマホを使って授業を受ける際も、Wi-Fiにつながないと、すぐにデータ利用量の上限に達してしまい、通信できなくなってしまいます。

 

オンライン授業のデメリット

①先生が子供たちの様子を100%見ることができない

教室での授業の様に、子供たちの手元を見ることが難しく、子供たちの様子を100%理解することが難しいと言えます。

 

また、確認テストもネットを通してなので、プリントを解いてもらって回収など、手軽にテストを行うことができません。そのため、先生たちのその場での子供たちの理解度もわかりづらくなっています。

 

しかし、ただ講義を聞くだけという授業では、あまりこのデメリットは関係ありません。

 

②集中力の問題(緊張感はない)

周りの目がないので、緊張感は少ないでしょう。お子様によっては、集中力の低下にもつながります。

 

高学年以上はあまり影響ありませんが、低学年には保護者のサポートがないと難しいのではないかと予想されます。

 

③コミュニティは形成しづらい

塾に行っていれば、友達と話したり、一緒に通学したりして、コミュニティを形成することができます。しかし、実際の教室の様にコミュニケーションをとることができません。

 

そのため、友達や仲間と切磋琢磨してということは期待しにくいと言えます

 

④視力の低下

問題を解いたり、板書を写したりしますが、長い時間画面を見続けます。視力の低下の原因になってしまいます。

オンライン授業のメリット

①ストレス軽減

学校に行く、塾に行くというだけでも、子供たちにストレスがかかっています。

 

人間関係で不安を抱える子供も少なくありません。しかし自宅で学校や塾の授業を済ますことができれば、そのストレスは軽減されます。

 

②どこにいても受講できる

オンライン授業は住んでいる場所は関係ありません。

 

もし、近くには微妙な塾しかない場合どうしますか。

 

そこには通いたくないから、自分で学習する。もしくは少し遠くまで行くといった選択をとると思います。しかし、入試対策になってくると、自学では難しいし、遠くまで行くには負担がかかります。

 

オンラインであれば、極端な話、世界中の先生の授業を受けることができます。住んでいる場所が関係なくなるのは、大きなメリットです。教育格差是正につながります

 

③通学・通塾の時間が省ける

塾に通っている方は通塾にどれくらい時間をかけていますか?往復30分くらいでしょうか。

 

そうすると、週に2回通ったら、1週間で1時間です。すると、1か月およそ4時間、1年で50時間弱となります。それに講習など含むと、さらに多くの時間を移動時間に使うことになります。

 

学校となると毎日です。1年でかかる時間が相当なものになるのは言うまでもありません。時間に余裕がうまれ、その時間を勉強や読書に充てることができます。

 

③リスク軽減(事件・交通・感染症)

自宅で学習できれば、様々なリスクが軽減し、保護者にとっての心配が減ります。例えば、今回の用の感染症が広まったとき、感染するような場所にいかなくて済みます。

 

また、学校や塾の行き帰りで交通事故や、事件に巻き込まれる心配がありません。帰りが心配だからと送迎をされる方もいらっしゃいます。そういうことが必要無くなれば、保護者の負担も減ります。

 

④保護者も授業の様子がみれる

お子様が勉強している様子を見れるのこともメリットの一つですね。

 

先生がどのような授業を行っているかも見ることができます。授業の内容が分かれば、それに関した質問をすることもできます。

 

家庭との連携は強化されます。

まとめ

今回の新型コロナをきっかけとして、今後オンラインのサービスは増えていくと思います。はじめからオンラインを否定するのではなく、メリット・デメリットを知ったうえで、いろいろ試してみてはいかがでしょうか。また、環境や要望によって、使い分けていくのもありだと思います。

 

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