中間テストや期末テストで英語の点数が上がらなくて困っていませんか?
英語の定期テストは暗記だけで50点以上とることが出来ます。(ちょっと前までは80点以上と言えていたのですが、学校の先生も問題のテイストを変えたので、今は50点以上です)
ただその暗記の仕方がわからず、勉強が手につかなかったり、中途半端な暗記でなかなか点数が伸びない生徒がいました。
塾で仕事をしていた時にも、
・何を勉強すればいいんですか?
・何を覚えればいいんですか?
・どうやって覚えればいいんですか?
といった質問をたくさん受けてきました。
この記事ではその英語の具体的な勉強法(何を・どのように覚えればよいか)を解説していきます。
目次
出題パターン
まずは英語のテストについて考えます。
定期テストは先生が作るので、学校ごとによって異なります。とはいってもある程度パターンは限られます。分析するとこんな感じです。
・リスニング
・英語を日本語にする
・日本語を英語にする
・語句の穴埋めする
・並び替えをする
・英作文
この中の「英語を日本語にする」「日本語を英語にする」「語句の穴埋めする」「並び替えをする」の問題は、教科書の内容から問われることが多いです。
そのため、教科書を丸暗記すれば、50点近く取れるとなるわけです。
具体的な勉強方法
では、具体的な勉強方法の解説です。
教科書の英文を音読する
教科書の内容を暗記することができると、単語の知識、新出の文法内容が身につきます。教科書内容の暗記方法にはコツがあります。
まずは音読をしてください。音読の効果はこちらです。
・声に出すため、単語をごまかさない
・音を意識することで、英語がただの暗号になりにくい
・5感の多くを刺激することで、記憶に残りやすくなる
・音読しながら日本語を想像すると、「英文→日本文」の問題に対応できる
テスト2週間前から1日3回ずつ行うと、効果が高いでしょう。
英文を書く練習をする
教科書をひたすら書き写すのもいいですが、教科書ガイドを使うと効果的です。
→教科書ガイド(英語)
教科書ガイドには日本語訳が載っているので、「日本文→英文」の練習をします。
ポイント
・ある程度、音読で英文を暗記してから行う。
・単語の語順、文法の形などを意識する。
・覚えていない単語は書きだして別で練習する。
単語の暗記方法はこちらにまとめています。
英文法の勉強(ワーク学習)
50点までは教科書の暗記で出来ると伝えてきましたが、40点近くは文法事項での得点になります。文法の勉強は大事です。
メインは新出単元
テスト範囲で学習した単元の問題が最も出題されます。「一般動詞」「不定詞」「現在完了」などの単元ごとの勉強が必要です。
では、具体的にどういった勉強をすればよいか。
学校のワークを繰り返し解く。市販の文法問題集を繰り返し解く。この2つが具体的な勉強方法です。
ポイント
・文法の形と訳し方を暗記する。
(例)【受動態】be動詞+過去分詞+by~ 「~によってーされる」
※疑問文や否定文の形や訳の変化も暗記する。
・形と訳を覚えたら、「穴埋め・並び替え・英語→日本語・日本語→英語」などの問題を繰り返し解く。
過去の積み重ねが問われます
教科書は完璧に暗記した。新出の文法も完全にマスターした。
でも思ったように点数が伸びないです…。
これまでの知識が抜けてしまっている可能性があります。
例えば、「3単現」の知識を忘れて、sをつけ忘れたり、be動詞と一般動詞を一緒に使ってしまったり、すでに学習した内容でのミスをしてしまうことがあります。
英語は積み重ねの教科なので、こういったことに対応するには、コツコツと復習をしていかなくてはいけません。
日々復習するのは簡単ではありませんが、英語で点数を伸ばしたい人は少しでも、英語の復習に取り組んでみてください。
こちらの具体的な行動は
・音読をしているときに、気になった単元をワークで勉強する。
「あ、これなんだっけ」の時に復習するパターンです。その場で調べましょう。何の単元かわからなかったら、学校や塾の先生に質問しましょう。
・新出単元のワーク学習のときに、間違えた内容を復習する。
同じく「あ、これなんだっけ」の時に復習するパターンです。
・理想は毎日単元別にワーク学習を進める。
そりゃそうなんです・・・
ですが、なかなかうまくいかない人が多いです。試してみて、続けられそうであれば続けてください。もちろん一番効果は高いです。
学校のワークで足りるのですが、前の学年のものがボロボロだったり、なくしてしまうことがあると思うので、1冊問題集を持っておくと良いと思います。
リスニング対策
残りの10点はリスニングです。リスニングの力は1日や2日で身につくものではありません。これはテスト期間以外から対策していかないといけません。
リスニングの力を向上させるためには、英語を聞き取る力と英文の内容を理解する力の2つを鍛えていく必要があります。
聞き取る力を身に付ける方法
英語の発音やスピードについていくための練習が必要です。英語の発音に慣れるための方法を紹介します。
①授業での発音練習を真剣に取り組む
学校で英文の発音をしているはずです。その後、先生やCDの後に続けて発音をすることがありますよね。これはかなり重要です。
英語は、つなげて読んで発音が変化したり、飛ばして読んだりする場所があります。
例えば
I have an apple.
(アイ ハブ アンナポー)と読みます。これを(アイ ハブ アン アポー)とは言いません。
Can you play the piano?
正しい発音は(キャニュー プレイ ザ ピアノ)です、(キャン ユー プレイ ザ ピアノ)ではありません。
あ、サンキューもそうですよ。
Thank you.
(サンク ユー)とは言いませんよね。
このように単語を1つずつ読んでは、正しい発音にならないことがあるので、注意しなくてはいけません。
こういったことに意識をしながら、先生やCDに続けて発音練習をしてください。
とにかく真似することが大事です。英文の抑揚や強弱など、恥ずかしがらないで真似をしてください。
②市販の問題集に取り組む
リスニングの問題に定期的に取り組むのも良いでしょう。
おススメはこの3つ。
・英語リスニングの基礎―高校入試対策 (10日間完成)
英語の聞き取りに慣れるための基礎練習が、10日間で学べます。
テスト前に集中して路り組むのに最適です。
・くもんの中学英語リスニング―中学1~3年 スーパーステップ
中学1年基礎から高校受験レベルまで、多様な問題形式を全58ステップで収録しています。
問題形式になっていて、練習→確認→練習を繰り返すことが出来ます。レベル別にもなっているので、定期テスト前には最適です。
・高校入試スーパーゼミ英語リスニング (シグマベスト)英語が得意で、あと数点リスニングで得点を稼ぎたい人対象です。
各セクションはやさしい問題から難しい問題の順番に配列し、無理なく難しい問題にステップアップできます。
中1~中2は厳しいかもしれません。
③英会話に通う
英会話に通うという方法もあります。いまはオンライン講座も充実しているため、意外と低価格で受講することもできます。
小学生対象に書いた記事ですが、こちらを参考にしてください。
→【オンライン英会話お進め6選】なぜ小学生の保護者が今オンライン英会話に注目するか
さいごに
いかがでしたでしょうか。
定期テストは正しい努力で点数をとることが出来ます。高得点も夢ではありません。ぜひ正しい勉強をして、高得点を目指してください。
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