勉強方法

英語の成績をアップさせる勉強方法【これで英語力が変わる】

英語の成績が上がらなくて困っている人はとても多いです。私が埼玉県の中規模塾、そして東京都の大手塾で教えていた時も、「英語が苦手です」という相談はたくさんいただきました。

どんな勉強をしているか聞くと、本当にびっくりします・・・。

とりあえずワークをやる、単語を覚える、教科書を読むといった勉強方法です。

確かに一つ一つはとても重要です。しかし、ワークで何を身につけているのか、教科書を読むことのメリットが何か、なぜ単語を覚えるのか、これを理解しないで勉強している人が多いのです。

そして、最後のとても重要なまとめの勉強をしていない。

この記事では、英語の成績を上げるための正しい勉強方法をお伝えします。

【この記事でわかること】

英語の成績を上げる勉強方法

 

英語の力を上げる勉強方法は「英作文」

英作文といっても、自由英作文ではなく、勉強した文法の単元が含まれている定型英作文です。

例えば、「現在完了(継続)」を学習したのであれば、「私は3年間埼玉県に住んでいます」を英文にしなさい、といった英作文です。

「受動態」であれば、「この手紙はケンによって書かれました」です。

ある程度ワーク学習や音読をやらせてから、英作文特訓を行っていました。定期テスト対策であれば定期テストの範囲を、受験勉強であれば学習単元に合わせて5問〜10問の小テストを毎回行う。これはかなり効果的でしたよ。

効果的な「英作文」を使った勉強方法

ではもっと具体的な英作文勉強方法を紹介します。

①英作文をする

まずは、先ほど紹介したように、問題を作り英作文をします。子供だけでやることもできます。

日本語を書き、その下に英文をかけるスペースを空けるだけで、もうオリジナル英作文小テストの完成です。手書きで十分です。

問題は教科書の基本英文ワークや問題集の問題をそのまま使うのがもっとも手っ取り早いです。

②ポイントを説明する

ここが一番重要です。英作文を使って効果が薄くなってしまうのは、ただの英文の丸暗記です。

定期テストや模試では、単語の形を変えたり、単語を並び替えたりする問題も出題されます。それら対策としても、なぜそうなるのかを説明できるようになりましょう

先ほどの、受動態の例を使って説明します。

「この手紙はケンによって書かれました」

「答」This letter was written by Ken.

まず、この日本語は受動態の文であることに気がつかないといけません。それは、この文の主語は「手紙」で、その主語が「書く」という動作を受けているからです。

受動態は「主語+be動詞+過去分詞」で書くので、答えのような英文になります。また、「〜によって」は、「by〜」にして文末に置く。

「書かれました」は過去なので、be動詞を過去形にすることに注意。

といったように、説明ができるようなると完璧です。子供だけでやる場合は、教科書やワークの説明ができればオッケーです。

ただ、これは難しいので、まずは塾や学校の先生にポイントを説明してもらい、その知識を身につけながらできるようになることを目指してください。

③誤った英文は説明をした上で、何度も同じ問題を解く

間違えた問題を放っておいてはいけません。

どこを、なぜ間違えたのか理解してください。(先生に説明してもらってください。)受動態の形に気がつかなったのであれば、次は受動態かどうかを確認します。be動詞+過去分詞を覚えてなかったら、その形を覚えてください。

そして、その問題の説明までできるようになるまで繰り返します。

④覚えていなかった単語は暗記する

書けなかった単語も暗記します。

先ほどの例でいったら、「書く」の過去分詞「written」です。もちろん「手紙」の「letter」も書けて欲しいですね。

定期テスト対策で取り組む場合は、テスト範囲の単語を使って練習しておけば、単語勉強にもなって一石二鳥です。

⑤同じ英文を数日おきに復習する

数日おきに同じ英文が書けるか、説明ができるかをチェックしてください。定期テスト対策であれば前日まで取り組みましょう。

なぜ「英作文」が良いのか

なぜ英作文の勉強が良いのか。

・英作文するには完璧な文法の理解が必要だから

・基本英文を覚えることができるから

・おまけに単語も覚えることができるから

・英作文ができればその他の問題にも対応できるか

・問題を作るのが楽だから

・模試の自由英作文対策になる

英作文をすることで、曖昧にしていたことがハッキリします。そこを説明したり、暗記することで、確かな英語力が身につきます

単語を覚えることも、基本英文を覚えることもテストの点数アップには欠かせません。

そして何より、英作文ができれば、並び替えや穴埋め、単語の形を変える問題にも対応できます。大は小を兼ねる発想です。

また、模試対策にもなります。自由英作文が出題されますが、思いつくまま英文を書いて文法や単語がめちゃくちゃで減点といったことはよくあります。定型英作文で覚えた英文の中から、テーマに合いそうな英文を思い出して、正しく書けば減点はほぼ無いでしょう。楽ですし、時短にもなるし、高得点だし、いいことばかりです。

個別授業の塾や家庭教師など、個別で対応してくれるタイプはやったほうがいいです。集団のタイプだったら先生の相手いる時間を見つけて、指導してもらってください。学校の先生にお願いしてもいいですね。

ただし、英作文は簡単ではありません。英語が全くわかっていない人は、1年生で学習する「be動詞」や「一般動詞」から積み上げていくしかありません。

これは、周りの大人(学校や塾の先生)が判断して、わかっているところからやらせてみてください。

効果の高い英作文勉強方法、是非試してみてください。

英文法の暗記なども必要になるので、こちらの記事も参考にしてください。

【英文法を勉強するコツ】英語が苦手な人がやるべきこと英文法と言われてしまうと、苦手意識が強くなってしまうかもしれませんね。 英文法とは英語を書くときのルールです。そのルールを覚えよう...
【定期テスト勉強法(英語)】点数の上げ方紹介中間テストや期末テストで英語の点数が上がらなくて困っていませんか? 英語の定期テストは暗記だけで50点以上とることが出来ま...