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塾を辞める方法【焦っている人に見て欲しい】

受験情報や、入試問題、模試対策、学校だけでは対応しきれないことが多く、今は受験に塾や家庭教師は欠かせなくなってきています。

それだけに、塾も様々。とても良心的な塾もあれば、やたら授業料が高く利益優先営業モロ見えな塾もあります。

初めに入った塾が子供に合っていて、グングンと成績が思うように伸びていき、受験までその塾でお世話になることが理想的ですが、そうはいかないこともあるでしょう。

塾を辞めたい!と思っても、「本当にやめていいのか?」「やめ時はいつ?」「やめて後悔しない?」「簡単にやめられるの?」「やめた後どうする?」「返金はあるの?」などいろいろ不安材料があります。

そこで、不安材料を解決するための考え方や気をつけておくべき事を紹介します。

【この記事でわかる事】

・塾の辞める手続きについて
・辞めるタイミング
・退塾するべき理由
・辞めた後のこと

 

塾の辞める手続きについて

まず知っておいて欲しいことは、「塾は簡単に辞められる」ということです。

悪質な塾は、「辞められませんよ、今辞めたら大変ですよ」といったような引き止めを言ってくることがあります。それにビックリして、辞めるのを躊躇ってしまうことがあります。実際に、ネットで検索してみると「塾 辞め方」「塾 辞められない」といったワードがヒットします。

それくらい、塾に通わせている保護者は、塾を辞めることに悩んでいるということなんですね。

では、具体的に塾を辞める手続きや手順などを解説します。

手順1「規約を確認する」

規約を確認する。

規約を見ると、いつまでに届出れば次月の授業料がかからないかが書いてあります。(悪質な塾はわかりにくかったりごまかしていることもあるので、校舎に電話などで確認してください。それでも曖昧にされる場合は本部などに確認を取ると良いです。)

手順2「退塾の意向を伝える」

保護者が、電話あるいは直接塾を訪問して、退塾の意向を伝えます。

保護者ということがポイントです。子供に言わせて済ませようとすると、辞めたいタイミングでやめられない可能性があります。

塾側は当然、引き止めをします。まずは、退塾を申し出た子供と面談したり、話を聞いたりして、先延ばしを進めます。人気の先生を使ったり、クラスを変える提案をしたり、あの手この手を使います。

子供が辞める気をなくしてしまったら、面倒です。

保護者がしっかりと退塾の意向と、その気持ちは変わることはないという意思を伝え、さっさと届出を提出してしまうことが、ダラダラせずに辞めることができるポイントです。

【こんな引き止めに注意してください!!】

・先生を変えてみるのでもう少し様子をみましょう

・クラスを変えてみるでもう少し様子をみましょう

・次のテスト(北辰テスト)まで待ってください

・補習するのでもうちょっと待ってください

・今辞めると成績が下がりますよ、ここから成績が上がります

・お友達も寂しがります

・〇〇さんが辞めちゃうと寂しいな

などなど、引き止めようと、いろいろいってくることが予想されます。

無料の補習や希望の先生に教えてもらえるのであれば、再検討しても良いかもしれません。また、成長段階ということも確かにあります。そういった時は、「具体的に、今何をしているのか」「今後の見通し」などをお聞きして、納得いくようであれば様子をみても良いでしょう。そうでない場合はダラダラ引き伸ばさないでスッパリと退塾した方が良いです。

手順3「書類や届を提出する」

退塾届を提出する(口頭で済ませる塾もある)。保護者のサインが必要になることが多いので、不備のないように確認して提出してください。

基本的にはこの流れで退塾となります。

手順4「最終通塾日、返金の有無を確認」

いつまで通うのか、返金の有無、そして返金はいくらなのかを確認してください。

特に返金に関しては要チェックです。大手の塾なら、本部がしっかり対応しますが、中小の塾だと、これが校舎まかせで、曖昧なことがあります。

届出を提出したときに、担当者に返金はいくらですか?と確認しましょう。転塾にも(新しい塾に入るのに)お金はかかります。無駄なお金は一切払わないようにしてくださいね。

手順5「引き落とし停止の確認」

退塾した後に確認すべきことは、引き落としの停止です。規約通りに手続きをしているのに、翌月の授業料が引き落とされていないかを確認しておきましょう。

直接子供が通っている校舎の先生に連絡しにくいのであれば、本部に問い合わせる、連絡を取り合うのも一つの手です。(後から校舎の先生から連絡が来るので、絶対に話したくないのであれば、その旨を伝えておきましょう。)

辞めるタイミング

退塾のタイミングは、いつでもオッケーです。私は、1日でも早く辞めるべきだと思います。

いつでも辞められます。ただし、規約を確認しないと、次月の授業料がかかってしまってしまうことがあるので、そこだけ気をつけてください。

ただ、よく言われる退塾のタイミングは以下の通りです。

・学年の切り替え
・講習のタイミング
・定期テストのタイミングに合わせる

これは、「塾を辞める」というより、「新しい塾に入るタイミングが良い」という意味が強いです。

多くの塾が、新規の塾生を募集していますから、学期の途中とかでも受け入れてくれます。そのため、もうダメだと感じたら、学期の途中であっても、定期テスト前であっても、塾を変えるべきです。

1日でも早く良い塾に入って勉強することが、成績向上の鍵です。勉強を教える上手さはもちろんのこと、子供に勉強させる力、勉強方法の伝授、受験知識の豊富さ、モチベーションを高める話術、など全てが一流の塾はあります。そんな塾に早く移りましょう!

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退塾するべき理由

では、みんなどういった理由で退塾を決意するのでしょうか。

ネットの声をまとめると以下の通りです。

・成績が上がらない

・教え方がイマイチ

・授業についていけない

・宿題が多い(逆に少ない)

・やる気がなくなった

・先生との相性が悪い

・先生の質が悪い(学生バイトが多い、間違った事を教えているなど)

・費用が高すぎる

・対応が悪い(先生の態度が悪い)

・環境が悪い(うるさい、お友達関係のトラブル、遊びに行っている感覚の塾)

・北辰テスト対策をしてくれない

ただし、子供の理由には注意が必要です。

子供が塾に行きたくないというようなネガティブな理由の可能性があります。ネガティブな理由からの退塾は、その後成績が下がる子供が多いので保護者が見極めなくてはいけません。

子供の勉強の様子をみたり、ノートやテキストを確認したり、他の塾生の保護者の話を聞いたり、塾の先生と話したりして決めた方が良いです。

もちろん、本当に相性が悪かったり、難易度が合っていなく成績が上がらないケースもあります。そういった時は、退塾をお勧めします。

辞めた後のこと

勉強の継続

塾を辞めると、勉強の質と量が低下します。塾に行っていない期間はできるだけ無くした方がいいです。

今までは宿題や課題として取り組んでいたものがなくなるので、物量が減ります。また、自分でやるからという声もありますが、なかなか塾の授業中と同じ集中力で家庭学習に取り組める子供はいません。

退塾の手続きと、新しい塾探しはできるだけ並行して進めてください。

手続きの確認

手順でもお伝えした通り、きちんと退塾の手続きができているかどうか確認をしてください。余計な出費はないように。

前向きな気持ちを忘れずに

何のための転塾か。それは、自分の成績を上げることですね。その向上心が勉強へのエネルギーとなります。新しい環境で、「ここで成績が上がる自分」をイメージして、前向きに勉強に取り組んでください!