偏差値やテストの点数を上げるのに自主学習は欠かせません。
塾に行っているだけで成績が上がると考えるのは大きな間違いです。(今は塾関係者ではないので言える言葉ですが…笑)
成績を上げている大抵の人は自分でも勉強をしています。逆に成績が上がらない人の多くが、塾以外で勉強しない、平日の夜や休みはゲームやテレビばかりといった人です。
自主学習が必要な理由
なぜ、自主学習が必要なのでしょうか。
理由①覚えなくてはいけないから
勉強した内容を覚えないと、問題を解けるようにはなりません。絶対に授業の復習が必要です。
点数を伸ばせない人の発言として、「勉強したのに」というのがあります。
定期テストの後によく聞く言葉です。
これには、ヤマが外れたという意味も含んでいますが、ほとんどの人が「覚えるまで勉強していない」という状況です。
当然受験勉強にも当てはまり、塾や家庭教師の授業で、「わかった!」「理解した!」と満足してしまう学生はとても多いです。授業をしていた私も、「これ先週やったのに、できてないけど…」と思うことも多々ありました。
授業後に覚えるための勉強をしないと、こうなってしまいます。授業だけでこの時間を確保する塾はほとんどないでしょう。
自分で覚えるための勉強時間を確保しなくてはいけません。
理由②塾や学校以外に必要な勉強があるから
塾や学校の授業だけでは、まかないきれない勉強があります。
例えば、①の「覚える」と重複しますが、漢字や英単語、漢字、理科社会の基礎知識の定着のための勉強は、塾や学校の授業では扱いきれません。
そのため、これらは自分でコツコツと進めていく必要があります。
単語カードを使ったり、一問一答形式の問題を解いたりする、自主学習をするようにしてください。これは、まとめて時間を取ったり、ルーティン系で決まった時間に勉強したり、スキマ時間を利用したりすると良いでしょう。
理由③実戦練習が必要だから
塾や学校は、知識を与える授業や、その単元ごとの練習しか行わないことが多いです。
しかし、模試や入試問題の類似問題を使った練習も行わないと、成績は上がりません。実戦練習の時間を必ず取ってください。
その実戦練習は基本的に自主学習となります。問題を解いた後、理科社会であれば知識の確認を行えばよいですが、数学は解き方がわからず、テスト後の復習があいまいになってしまう可能性があります。学校の先生や塾の先生に質問して、必要な知識を確認したり理解を深めることをお勧めします。
自主学習をやるには
絶対に必要なのは、周りのサポートです。
自主学習はやる気次第と思いますよね。
しかし、簡単にやる気なんて起きませんし、初めからやる気満々の人なんかいません。
多くの人が’いやいや’’渋々’自習学習をします。
成績が上がったり、入試やテストが近づいたりすることによって、はじめて自分の意志で勉強するようになります。
そこまでは環境や強制力など、周りのサポートが必要なのです。
具体的に、「塾が強制的に自主学習させる」「友達と自習室に通う」「親と約束させる」「家庭教師が監視する」「進捗状況を確認する」などです。
私は塾で仕事をしていた時は、「自主学習の管理」を行っていました。
塾の自習室に生徒を呼ぶのは当然のこと、課題を出して、その日に勉強した内容や進捗状況を確認し、場合によっては助言をしたり、追加課題を与えたりしました。
自主学習で重要なのことがあります。それは、勉強内容を明確にすること、そして、それが変な勉強でないことです。
変な方向というのは、「自分の得意なことだけしかやらない」とか「単語勉強しかしない」といったように勉強が偏ってしまったり、早期に過去問題に取り組んでしまって無駄に時間だけ過ぎたりしてしまうことです。
お子様によって必要となる勉強は様々です。当然時期によってもやるべき事と異なります。塾の先生など専門家にアドバイスをもらうことをお勧めします。
また、そういったことまで的確にアドバイスしてくれる家庭教師や塾の先生に出会えると、成績は伸びやすく、志望校にも合格しやすいです。
まとめ
さて、自主学習が必要と理解していただいたら今すぐに始めましょう。
とにかく、塾や学校の授業だけでは成績は上がりません。周りに差をつけるために今すぐに机に向かい、問題集を開きましょう。