高校入試が終わりひと段落の人もいると思いますが、大学入試を志している人は、高校入学と同時に大学入試に向けて動き始めましょう。
近年大学入試は大変厳しさを増しています。特に早慶上智やGMARCHの文系学部は合格が困難となってきています。なぜ、こんなにも厳しくなってきているのか。
一つ目の理由は、合格者を少なくしたことです。合格者を定員以上出しては行けないという決まりが作られました。その分合格者が少なくなってしまいました。特に文系私立はこの影響を強く受けています。
二つ目の理由は、試験内容の改革です。2020年度から、センター試験に変わり大学入学共通テストが実施され、難しくなったという声が相次ぎました。また、英語4技能を求められるようになり、小手先の知識だけでは通用しなくなってきています。そのため、高校3年生になってから本格的に勉強を始めただけでは、間に合いません。
以上の理由から、普通の高校で普通に生活をしていただけでは、早慶上智やGMARCHなんていうのは夢のまた夢です。部活なんてやっていたら普通は受かりませんよ。
そこで、今回は普通の人でも、部活をやりながらでも実現可能な戦略的な勉強の仕方を紹介します。
目次
3年間かけて入試対策を行う
これが最も大事な戦略です。中学生の時はある程度早くから塾に通っていたのに、高校生になると、予備校に行くのが遅い人多いですよね。なぜでしょう?
これは受験に失敗する要因の一つです。
理由は忙しさとお金の問題だと思います。確かに運動部に所属すると帰宅する時間が遅く、とても予備校に行ける時間はありません。また、1年生から予備校に通うとなると、相当の費用となります。
そのため、「運動部に所属する=1・2年生の勉強時間なくなる」となってしまいがちです。
しかし、繰り返しになりますが、それでは今の入試は戦えません。
3年間かけて入試対策をすることが必須です。楽な方法はありません。コツコツ勉強をつで受けた人が、合格を手にします。
では、どのようにしたら、1年生から予備校に通わずに、早慶上智やGMARCHに合格できる学力を身につけるための勉強ができるかをお伝えします。
先輩たちの成功例をもとに、以下の作戦をまとめました。ぜひ参考にしてください。
英語の完成
一番時間がかかり、そして差がつくのは英語です。
そのため、英語の勉強は絶対に1年生から初めてください。正し、闇雲に勉強してはいけません。運動部に所属していたら時間がありません。効率よく勉強しましょう。では作戦を発表します。
単語帳1ヶ月で一周、3年で3冊作戦
単語は絶対に欠かせません。
1ヶ月で1900語程度の単語帳を一周しましょう。一日およそ60個です。
単語の勉強で重要なことは、「繰り返すこと」です。初めは3〜4割くらい覚えた程度で構わないので、とにかく繰り返して確認しましょう。次第に覚えている割合は増えていき、1年経って7〜8割になっていればOKです。
そして1年繰り返したら単語帳もボロボロになってきます。
そしたら1冊目とは違う単語帳を購入して、それを使い何度も単語の確認をします。こうすることで、単語帳に依存した記憶が解消されます。長文で出てきたときに、「あれ、覚えたのに忘れちゃった」を防ぎます。
また、環境を変えることによって、より強い記憶となって定着しますし、単語帳によるちょっとした意味の違いなども身につけることができます。
よく、単語帳は浮気しない方が良いと言いますが、それは1年間での勉強には当てはまります。3年かけるのであれば、環境を変えメリットがあります。
単語の覚えかたは中学生の時と変わりません。発音を覚え、その発音と日本語を結びつけるように覚えます。声に出して発音したり、歩きながら覚えたり、トイレに貼ったりしてもいいですね。単語の暗記は移動中や休み時間中などの隙間時間を利用しましょう。
文法は1年生のうちに全てマスター作戦
一年生のうちに全ての文法を学習しましょう。
高校3年生になってから文法を勉強し直すのは、賢い勉強とは言えません。高校1年生のうちから文法を学ぶ理由は、2つあります。
一つ目は、中学英語の内容を忘れないうちに勉強ができるからです。大学入試の文法といっても土台は中学英語です。しかし、多くの学生が高校入試と同時に勉強をやめてしまうため、中学文法を忘れてしまいます。
大学入試の勉強なのに、中学内容から学び直すという、大変効率の悪い勉強になります。中学内容が頭に残っている高校1年から2年にかけて、高校レベルの英文法を一気に学んでしまうことをお勧めします。
理由の二つ目は、早いうちから長文読解の練習をしたいからです。入試の基本は長文読解です。長文を読むには文法の知識が必要です。読解の練習にも時間がかかります。高校3年生になって、文法を覚えながら長文の練習をする時間はありません。
早い段階で文法をマスターして、そして早い段階で長文読解の練習に取り掛かりましょう。そのために、高校1年時に文法を全て覚えるつもりで勉強に取り組みます。
どうやって英文法を勉強すれば良いのか?
公立高校に進学した場合、高校で習うのを待っていては遅いです。自分で進めておく必要があります。
YouTubeやスタディサプリを利用して、文法だけ一気に勉強を進めます。学校の進度に合わせる必要はありません。これで1年生のうちに文法を完成させることができます。一回完成さえたら、市販の問題集や参考書で復習します。
お金の心配も入りません。1年生から予備校や塾に通うとかなりお金がかかりますが、YouTubeならタダですし、スタディサプリなら月々1,980円で利用できます。1年間利用しても約24,000円で済みます。(予備校は年間約40万近くかかります)
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オンライン英会話でリスニング対策作戦
忘れてはいけないリスニング対策。リスニング対策でやるべきことは、語彙力をつけること、耳を慣らすことです。語彙力は単語や文法の知識ですから、コツコツ勉強していきましょう。
耳を慣らすことは、そう簡単にはいきません。オンライン英会話やリスニング講座を受講して、早くから対策を始めておきましょう。
英会話教室に通うのは、時間とお金がもったいないです。
自分の好きな時間で勉強が出来て、低価格である、オンライン英会話やアプリを利用することをお勧めします。
オンライン英会話を利用すれば、覚えた単語もアウトプットすることができ、語彙力の定着にも良い影響を与えます。
3年生になったら過去問題や総合問題を解きまくる作戦
1・2年生でしっかり知識をつけておけば、3年生になってから総合問題に取り組むことができます。11月から過去問題では遅すぎます。
春先には簡単な学校から解き始めて、夏過ぎには志望校の過去問題をたくさん解けるようにしましょう。
そうすることで、問題のパターンに慣れ、問題が解きやすくなります。
また、春先から総合問題に取り組んでおけば、模試の判定も良いものが多くなります。精神的にもゆとりを持てます。
まとめ
大学入試は高校3年生からでも間に合う、逆転劇が起こるという声がよくありますが騙されないでください。
確かに、そういう人もいます。ただ、数は少なく、多くの人が夢の早慶上智やGMARCHに行けないのが現状です。
高校入学と同時に英語の勉強を始めることをお勧めします。ここで説明したことは運動部に所属していてもできることです。(これができないようでは、早慶上智GMARCHなんか受かりません)。
では、大学入試も頑張ってください。
【3年間かけた大学入試対策(英語)】
・単語帳1ヶ月で一周、3年で3冊作戦
・文法は1年生のうちに全てマスター作戦
・オンライン英会話でリスニング対策作戦
・3年生になったら過去問題や総合問題を解きまくる作戦