勉強方法

絶対にできる暗記の方法【確実に覚える3ステップ】

「英単語が覚えられない」「漢字が覚えられない」「歴史の年号が覚えられない」こういったことで悩んでいる子供は少なくありません。

そして、その多くが「自分は暗記力がない」と言います。

はたして本当に暗記力がないのか。勉強の仕方を聞くと、暗記の仕方を間違えたり、そもそも時間をかけていなかったりしていました。

そして、「暗記は時間をかけることである」「正しい勉強方法」を伝えると、多くの子供たちの英単語の小テストの結果が変わりました。英単語で暗記方法を身につけたのか、漢字や社会の定期テストの結果にもいい影響が見られるようになりました。

暗記には時間がかかる

まず前提として、暗記には時間がかかることを覚悟しておいてください。

直前に見ただけで覚えられる人もいますが、それができるのは一部の人だけです。また、それは定期テストや受験では使えません。

直前に済ませるのではなく、少なくとも数日前から取り掛からなくてはいけません。

ステップ1声に出す(音読)→書くの順

まずは暗記することを声に出し、何を覚えるの確認しましょう。

英単語であれば発音と意味、年号を覚えるのであればその年号と出来事、漢字であればその漢字の読み方などです。数学や理科の公式なども同じです。

いきなり書くはNGです。

書く事は必要なことです。しかし、いきなり書き出すと、ただ写す、手を動かす、という作業になってしまうことが多いです。勉強したのに覚えられない、ノートいっぱいに英単語が書いてあるのに全然覚えられないという人は、このケースにおちいっています。

音読することで、視覚と聴覚が刺激され、暗記の準備ができます。

次に運動神経を使って暗記を進めます。つまり、書くです。いきなり書くのではなく、覚えたいことを確認してから書くことがコツです。そして書くときにやってほしいことがあります。

一つ目は何を覚えているのかを意識することです。

英単語であれば、「りんご」という日本語を見て「apple」という英単語をかけるようにする(逆もできるようになる)。応仁の乱は何年に起きた?「1467年に起きた」と答えられるようにする。

このように、何を覚えているのかを意識し、ただの作業にならないように気をつけましょう。

二つ目は声を出すことです。

声に出すことで、何となく書くだけの作業になるリスクを軽減させます。もちろん視覚と聴覚を使えるメリットもあります。

たまに音楽を聴きながら暗記する人がいますが、効率良くありませんよ。「ながら勉強」は作業におちいりやすいです。短時間でいいので、声に出だして、頭を働かせて(何を覚えているのかを意識して)取り組んでください。

さて、ここでは完璧に覚えられません。

何となーく覚えたかなぁでも、あんま覚えてないかもでもオッケーです。

ステップ2隠す・確認するの繰り返し

覚えたかどうか確認してください。

単語カードやノート、赤シートでも構いません。覚えたいことを隠し、答えが言えるか確認します。

忘れたことがあっても大丈夫です。すぐ答えを見てください。確認は答えを書かないで良いです。頭の中だけ、または声に出すだけで良いです。重要なのは回数を増やすことです。

人間の記憶は思い出すことがトリガーとなります。思い出して、覚えてないことを再度頭に入れる繰り返すことで暗記ができます

「答えなんだっけなぁ」→答えをみる→「あぁ、そうだった!!」→再度問題だけ見る→「さっき答え見たやつだ。やべ、忘れちゃった・・・」→答えをみる→「あぁ、そうだった!!」→再度問題だけ見る→「2回も確認したからできる。答えは〇〇。できた!!覚えた!!」

暗記ができていない人は、このステップ2をやっていないことが多いです。

または、時間が足りずに数回確認しただけで、「覚えた」状態にならないでテストなどに臨みます。暗記は時間がかかります。何回も確認する時間をとれるように、早くから取り組みます。

ステップ3小テスト・覚え直しの繰り返し

ステップ2の完成版です。

ステップ2はその都度、カードやノート赤シートで確認してください。最後に確認するのは、その範囲全部の確認です。自分で小テストをしてください。

小テストなので、最後は書いてください。ステップ2だけでは、あいまいになっていることがあります。書く事はあいまいにできないので、定着が弱いところがわかります。

覚えていないところは、ステップ1に戻ります。

さらに効率良く暗記するための5つのテクニック

・寝る直前に覚えて朝に確認

寝る前と起きてすぐにステップ2を行います。人間の記憶は寝ている間に定着すると言われています。(寝る前にステップ1、起きてからステップ2でも良いですね)

睡眠を暗記の間に挟むことで、暗記の効率は格段にアップします。

・スキマ時間をいかす

暗記は回数勝負、そして、忘れて思い出すことが暗記のトリガーとお伝えしました。

それに最も適しているのが、ご飯を待っている間、休み時間、勉強の切り替えの時、などスキマ時間です。

スキマ時間は1日に何回もありますよね。何回も繰り返せます!

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・動きながら

ステップ2は座っている必要はありません。動きながらの暗記は効果があるとも言われています。運動直後もお勧めです!

運動は集中力を高めたりモチベーションを高めたりしてくれます。集中が切れた時なんかも、動いて暗記の時間にするというのもやってみて下さい。

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・何度も見る

何度も目にすると記憶になります。トイレに年表が貼ってあったり、机に英語単語が貼ってあったりしますよね。

単純に見る回数を増やすだけでも暗記ははかどります。

・人に説明する

テスト以外にもアウトプットする方法があります。今日覚えたことを保護者に報告すると、その記憶は長期記憶になり、忘れにくくなります。

また、この方法は英単語や年表という単純なことより、その日勉強したことの復習として使うことが、さらに効果を発揮します。

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