1学期は希望を持ち、自分の成績より偏差値の高い学校を目指して勉強をしていても問題ありません。むしろ、高い学校を目指したほうが成績が上がる可能性もあります。
しかし、2学期となってくるとそうも言っていられなくなります。
受験が近づくと、「受からなかった時のこと」を考えなくてはいけません。第一志望に受からなかったら、併願校の私立に進学するということです。
具体的なイメージを持って併願校を決めていますか?本当にその私立高校も気に入っていれば、問題ありません。
そうでない場合、受験を後悔することになります。
そこで、おすすめしたいのは、公立高校の第一志望を変えることです。変えるというとネガティブに捉えてしまうので、複数選択肢を用意しておくと考えたほうが良いかもしれません。
「志望校を変える」はハードルが高い?
いざ受験が近づいてくると志望校を変えるというハードルが高くなってきます。
2学期の面談でも、頑なに志望校を変えたくないと主張する生徒(保護者も)少なくありません。結果、当然第1志望の学校に合格することはできず、第2、第3志望の私立学校に進学することになります。
厄介なのは、保護者の方でも、現実を受け入れられず、「志望校を変えたくない」と厳しい入試を強行する考えを持っていることです。(子供の意見を無視していることも多々あります)
塾に行っているんだから、第一志望に合格させてほしいという考えだったり、他者からの評判だったりから、そうような思考になる様です。(今は塾から離れているので言いたいことが言えます。)
志望校を変えたくないという気持ちもわかりますし、状況や場合によっては、自分の成績では到達していなくても受験をしても良いと思います。そして受かることもあります。
そして、決めるのは子供と保護者です。
しかし、他者の意見を聞かないで、強行するのは、あまり得策とは言えません。
2学期思う様に成績が上がらない人は、いくつかの選択肢を持つことを考えてみてください。
志望校は「変える」ではなく、他の選択肢を選ぶだけ
志望校を「変える」という言葉がよくないかもしれません。間違えても「志望校を下げる」と考えてはいけません。ネガティブに考えないでください。
というか、早期にいくつかのルートを選択しておくべきなのです。
偏差値60ならこの高校、55くらいだったらこっちの高校の様に。いくつも考えるのは難しいかもしれませんが、志望校の上下の偏差値帯の学校は必ずみておくべきです。
直前に偏差値が上がらないから、志望校変えないと!という焦りからのマイナス方向に進んでしまうことを避けることができます。
パターンをいくつか準備して、親と子で共有することができると、2学期3学期にスムーズに学校を確定していくことができます。
志望校はいつ変えるのがベスト?
まず抑えておいて頂きたいのは、受験校(公立高校)を決めるのは1月になってからということです。それまでは、確定しなくても大丈夫です。しかし、1月に今まで検討してこなかった学校を選ぶのは得策と言えません。
先ほど紹介した、いくつかの選択肢の中から選択するという手法をとってください。
さて、具体的な志望校の考え方として、北辰テストの偏差値や、第一志望生徒の中での順位、3年生の内申点を見て判断します。
2学期は模試もたくさん実施されるので、その模試の成績を基準として、志望校を選択をしていくと良いでしょう。
これをすることでモチベーションを維持することもできます。模試の緊張感を持つこともできます。
公立入試は内申点も点数化されるので、内申点も重要な基準です。内申点は学校の定期テストで決まるため、中間テストや期末テストの点数を見て志望校を考えることもあります。
「いつ」という決まった時期があるのではなく、各テストや模試を基準として、適宜考えていく必要があります。
まとめ
志望校変えなくないというのは、ネガティブなことではありません。
重要な志望校選択、いろいろな考えを聞いて、考えたほうが良いでしょう。
いくつかの選択肢を持って志望校を考え、後悔のない受験になることを願っています。