「国語はセンス」
「勉強したところで効果ない」
「そもそも勉強の仕方がわからない」
国語で良い成績を取れない人は、このように思っているのではないでしょうか。確かに、実際にセンスで国語が得意な人はいます。
しかし、国語の苦手な人でも、正しく努力すれば成績は上がります。ここでいう正しい努力とは「読書をしなさい」ではありません。
読書は日本語力を向上させるためにはとても効果があり、読書をしていた方が良いことは言うまでもありません。
しかし、受験生になってから読書を始めたところで、入試には間に合いません。読書する時間があったら、暗記教科にその時間を費やした方が良いです。
国語の偏差値を上げるためには、日本語力を向上させるのではなく、得点力を向上させる努力をしなくてはいけません。では、国語で高得点を取るにはどのように努力したらよいかを解説したいと思います。
目次
知識を付ける
絶対に落とせない「知識問題」
国語の問題は「読解問題」と漢字、ことわざ・慣用句、文法、そして古典などの「知識問題」の二つに分類することが出来ます。埼玉県の公立入試でも漢字や文法の大問2と、古典の大問4を合わせると3割以上の配点となります。
まずは、この知識問題を暗記で点数を取れるようにしないといけません。
漢字は入試によく出る漢字の問題集を購入し、一冊完璧にするまで何度も繰り返します。ことわざや慣用句、文法、古典も学校のワークを使いながら暗記していきます。高校入試レベルであれば、そこまで難しい問題は出題されないので、きちんと対策(暗記)すれば、必ず点数が取れるようになります。
読解にも必要な語彙力
後述しますが、読解問題の解き方として「本文から答えを見つける」という方法があります。
テクニックの一つとして、「言い換え」を使った答えの探し方があります。
例えば本文で「~は広く一般的と考えれています。」と書いてあり、問題では「普遍的な考え方を答えよ。」とされます。この時、「普遍」という言葉を正しく理解していないと、なかなか本文から答えを見つけることが出来ません。
以上が、語彙力が直接得点に影響する例です。
また、直接反映しなくても、やはり知らない言葉が出てくると、読んでいてストレスが多くなります。当然、文章の内容把握にも時間がかかり、文章を読み進めるスピードが落ちます。
スピードが落ちるだけならまだしも、間違った解釈をしてしまう可能性もあります。
読書をしてきた子供が国語の問題が得意なのは、この語彙力によることろもあります。読書好きの子供は、よく言葉を知っていますよね。
やはり、語彙力強化は欠かせません。
語彙力アップのためには、文章問題を解いていて知らない言葉が出てきたら辞書を引くようにしましょう。漢字勉強の時にも、辞書を手元に置いておくことをすすめます。とにかく知らない言葉は、辞書を引く習慣を身に付けましょう。
読解問題の解き方を身に付けてトレーニング
読解問題の解き方
読解問題を苦手とする人は少なくありません。特に理解が得意!という男子に多いような気がします。そのため、自分は理系だから~と諦めてしまうのですよね。
しかし、それは誤った考え方です。
理系が得意でも国語の文章問題が良く出来る人はたくさんいます。
実は国語の文章読解問題というのは、答えは本文に書いてあり、それを見つける問題がほとんどのため、探すことさえできればよいのです。
実際の問題として「同じ内容を表している部分を探しなさい」「○○の気持ちを表した文として適切なものを選びなさい」「指示語の内容を明確にして~」などがあります。
塾の国語の先生は「答えをさがせ」と、よく言います。
本文と設問を理解し、思考して、ゼロから日本語を組み立てるのではなく、ほとんど本文のヒントを使って答えるため、このような発言をされます。
そのため、国語が苦手だった人でも、この探し方と、ある程度の知識さえついてしまえば、問題が解けるようになってしまうのです。そして、理系という人ほど、根拠というものを見つけることが得意なので、グングン点数が伸びていきます。
トレーニング方法
まずは、解き方を習いましょう。
答えの見つけ方を理解し、テクニックを知る必要があります。
指示語の内容を探すテクニックや、具体例や言い換え表現から答えの個所を見つけるテクニックなど、本文から答えを探す方法はいくつもあります。まずは、その探し方やテクニックの例を習わないといけません。
そして、実際にその考え方を使って練習して点数が取れるようになります。
探して解くという方法は、なかなか学校では扱われません。そのため、塾や家庭教師に頼った方が良いと思います。もしくはスタディサプリなどの通信講座を受講すると良いと思います。
スタディサプリの詳細(公式ページ)はこちらへ↓
【スタディサプリ】動画授業で苦手を克服
または、システム読解問題など市販のテキストを使用しても良いと思います。
さて、解き方(見つけ方)やテクニックがわかったら次は練習です。
練習は入試や模試の過去問題を使用すると良いでしょう。同じ形式の問題を何度も練習したいのであれば、北辰テストの過去問がおすすめです。過去4年分の練習が出来ますよ。
北辰テストの過去問題についての詳細はこちらへ↓
過去問題は声の教育者から販売されている、一つの都道府県の過去問題(6年分)も良いと思いますが、47都道府県分が載っている旺文社から販売されている、全国高校入試問題正解がおすすめです。
数をこなすことが出来ます。国語で問われることはほとんど同じですから、都道府県が異なっていても問題ありません。
減点されない作文の書き方を知る
最後は作文についてです。作文は必ず出題されるので、対策をしてください。
基本的には減点方式なので、気を付けるべきことさえ意識できれば良いでしょう。減点ポイントなど詳細は別記事を参考にしてください。
国語の定期テスト対策はこちらから↓