勉強方法

【北辰・入試対策対策国語】作文攻略シリーズ1

雨がビックリするほど降らないけれど、うどんを茹でるための水は惜しまない。温暖乾燥、瀬戸内式気候で有名な、香川県高松市在住の魁(さきがけ)です。

先日古文の攻略法について、元塾長からオファーを頂き寄稿したところ、次は…ということで、なんと今回、「作文の得点法」を書くことになりました。

わかりやすく、具体的に、すぐ実行できるシリーズにしていきます!

 

慌てることなし!どんな問題が出るのか知ろう!

埼玉県の公立高校入試の国語では、作文が出題されます。

 

それに伴って、北辰テストのような各種模擬テストでも、作文の出題が見られます。

 

(私が元塾長の下で修行していた頃は、北辰テストでは出ていませんでした。採点が機械化・自動化されたんですね…。ITの進化は凄まじい…)

 

「えー、作文書くの?!」

 

という中学生の皆さんの悲鳴が聞こえてきますが、その悲鳴に対しては、

 

「はい。出ます。合格したければ書いてください。」

 

という返事になります。

 

どうやって楽に、確実に、スピーディに書くか説明します。

 

その前に、どんな条件の作文が出てくるのでしょうか?

 

令和2年(西暦2020年)に入学した先輩達が受けた入試は試験時間50分100点満点のテストで、作文は12点、15行の原稿用紙に11行以上13行以内となっています。(作文以外では説明的文章1題、文学的文章1題、古文1題、漢字文法知識1題となっています)

 

皆さんは、この量をどう思いますか?

 

実はこの量、以前より少しだけ「減った」のです。

 

ここ何年も、埼玉県の国語入試の作文は「16点+13行以上15行以内」というルールでした。去年までの北辰テストもそれに揃えています。

 

今年は何文字になるのかの予測は意味がないのでしませんが、2020年通りという指定のままだと、

 

15文字×11行=165字以上で、15文字×13行=195字以内

 

という文字数になります。夏休みの読書感想文でよく使う原稿用紙が400字ですから、その半分以下(41-48%)のボリュームです。

 

書いてみると意外と気楽ですよ笑

 

【すぐできる準備】何を書くか? でなく、何分で書くか?いつ書くか?から考えよう!

気楽とは言え、埼玉県立入試の国語作文で絶対に意識から外せないことがあります

 

それは「時間」です。

 

作文を書く時間は、50分という国語の試験時間の「中」に含まれているので、ゆっくり〜とか、じっくり〜とかの時間はありません。

 

これから作文のレベルアップを意地でもしたい!というあなた(受験生は特に!)は、以下の3点を考えて下さい。

 

①常にタイムアタック(TA)

②記録をつける

③1番に解く?ラストに回す?

 

一つずつ説明します。

 

①常にタイムアタック(TA)

ストップウォッチでもキッチンタイマーでもいいので、作文の問題を見た瞬間から、完全に書き終えるまで●分●秒なのか、測って自分の文書作成の速度を知ってください。焦ることはありません。

 

自分の今できるベストで書いて、かかる時間を知っておきましょう。

 

②記録をつける

原稿用紙にそのタイムを記録しましょう。記録した日付も忘れずに。陸上競技と一緒で、最初は時間がかかるはず。

 

1〜2ヶ月後はどうでしょうか?作文のレベルも上がり、時間も縮まるはずです。結果を通してみられるようにファイリングを!

 

③1番に解く?ラストに回す?

入試や模試の当日、初めに作文を書きますか、それともラストにしますか?

 

試験が始まってから判断するのではなく、入試2ヶ月前には決めておきましょう。北辰テスト前でも同じで、予め決めておいた方が良いです。

 

なぜなら、もちろん作文が時間との勝負だからです。

 

指定の行数に字が足りないと、作文自体が採点されない危険性があります。せっかくいい内容で書いていっても、3分では書ききれないでしょう。

 

一番怖いのは、ラストに書き始めて試験時間がタイムアップすることです。

 

慌てて書いて、12点を狙って0点なら、初めから手をつけずに他の大問を解くほうが合格に近づきます。

 

私が埼玉の塾で受験生を指導していたときは、初めに書きなさい!とそれはそれは厳しく徹底させていました。(満点取らせる確信があったので)

 

ただし、どうしても作文が苦手!とか、書けるけど時間が10分かかる・・・というなら、初めに書く作戦では大幅に不利になります。

 

そのためにも①②のTAの記録が活きてきます。記録を元に作文をいつ書くかの作戦を、決定してください。

 

次回、絶対書けるようになる!作文の内容編に続きます。

 

魁(さきがけ)

香川県高松市在住。埼玉時代に元塾長から師事を受ける。元塾教務部長で現在はエキスパート家庭教師 & コック。

最近の悩みは、妻が苦手な茄子をどう調理するか。

Twitter   @sakigake2020

LINE公式 @842paving

(開設ホヤホヤ)受験情報をお届けするサイト

魁!高松●●●塾!! https://sakigake2020.wordpress.com/