埼玉県高校入試

【令和4年(2022年)度埼玉県公立高校入試】問題の傾向は?平均点は?

令和4年度の問題傾向をお伝えします。

 

問題は埼玉県のホームページから入手し、確認しました。解答もこちら↓

https://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/r4gakuryokukensamondai.html

5科目全体を通しての分析

5科目の平均点は下がる予想です。そのため、前年に比べて、合格基準点も下がるでしょう。(各学校の合格基準予想が知りたい人は、ライン公式でお問い合わせください。)

 

理由は「社会」の難化が一番です。ここ数年、比較的点数の取りやすかった社会でしたが、その得点源の社会が難化しました。大学受験でも求められている、思考力や読解力を問う問題が難化の理由の一つでしょう。長い文章を読んで答える問題や、需要曲線と供給曲線をグラフで考える問題などは、苦労した学生は少なくないはずです。求める知識も、頻出度の低い単語が求められています。受験生の自己採点や得点開示の情報をみると、やはり社会で差がついていたようです。

 

「数学」の「学校選択問題」も難化傾向が見られます。最後の空間図形の問題はかなり厳しかったことが伺えます。昨年が易化傾向だったために、さすがに難しくしてきたようです。数学が難しいという数年前の埼玉県公立入試が戻ってきたように感じます。また、今年から学習指導要領に追加された「箱ひげ図」の問題も出題。演習量が足りていない生徒にとっては厳しかったかもしれません。

 

「国語」も少し難化か?とも言われています。大問1も3も読みにくく、時間がかかったという声が多いようです。



「英語」は難易度として言えば、「学校選択問題」「学力検査問題」も例年通りだと思います。しかし、今年度から学習指導要領に追加された「原形不定詞」「仮定法」「現在完了進行形」などが出題されていることがポイントです。難しい文法ではありませんが、問題集や過去問題などでの扱われ方が少ないため、ここまで着手できたかが得点のカギとなりそうです。

 

「理科」も難易度は例年通りでしょう。しかし、理科でも新傾向のイオンの問題が出題しているため、他教科と同様、ここまで扱えてきたかがポイントになりそうです。また、天体も出題されています。苦労する学生が多い単元なので、差がついた問題となりそうです。しかしそれ以外は例年通りだと思うので、そこまで平均点にブレはないかと思います。

まとめ

とにかく新傾向。そして、難化です。

 

今年から指導要領に加わった単元や、思考力や読解力を求める問題など、今年は傾向が変わった入試と言えます。過去問題では扱ってない事が少なくないため、難しく感じた学生が多かったでしょう。

 

しかし、条件は皆同じです。

 

一人だけ新傾向ではありません。いかに、あわてずに、取れる問題を確実に解いていったかが求められる入試になったと思います。

 

現中学2年生は、これらを踏まえて勉強を進める必要があります。

 

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数学が難しすぎると話題であったり、英語も数年前からの新傾向で苦戦する学生が少なくありません。大学入試はとにかく早期からの準備が欠かせません。

 

大学受験を考えている人は、高校を入学すると同時に、対策を始めた方がよさそうです。

部活動で学校の予定がまだわからないという人は、授業を受ける日程にある程度自由が利く個別であったり、なるべく費用をおさえた形態であったりした方が良いでしょう。

 

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