12月になりました。私立高校に提出する北辰テストは12月で最後となり、いよいよ入試問題での得点を目指した勉強に特化出来ます。
しかし、受験勉強といっても何をやればよいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今日は、12月からの入試対策をお伝えしたいと思います。
目次
過去問題演習
多くの学校でカリキュラムは終盤に入ったかと思います。塾に行っている人は、すでに中学生の内容の学習は終わっているでしょう。
ということで、ようやく過去問題をフルで取り組むことが出来ます。英語で習って無い文法があって読めないといったことはないでしょう。
なぜ、過去問題演習をした方が良いのか?
それは究極な総合問題だからです。
パターンになれるというメリットもありますが、それよりも総合問題に取り組み、知識やテクニックを身に付けて、さらにそれをアウトプットする学習効果が高いのです。
模試で点数が取れないのは、知識が定着していないことが大きな理由の一つです。知識を定着させるには、覚えていないことを確認して、アウトプットするしかありません。(インプットだけではダメです!)そのため、とにかく問題を解くことが大事なのです。
そして、市販の問題集よりも過去問題の方が、質の高い問題や頻出度が高い問題を揃えているので、効率よく勉強することが出来ます。
なぜ、これまで過去問題をやってこなかったかというと、未学習単元があったからです。しかし、12月にもなればそれも解消されますから、過去問題という総合問題集を使った勉強に取り組んでみてはいかがでしょうか。
過去問題を使ったおすすめ勉強方法
「過去問題といっても6年分しかありません!」
そういった声が聞こえてきそうです。おそらくこれのことでしょう。
これは埼玉県の公立高校の過去問題集です。6年文掲載されています。
確かにこれもやった方が良いです。自分の受ける問題の傾向を知る、パターンになれると言いう観点からは必要です。
しかし、これだと過去問題で覚えたことが、入試本番で出てくるということはまずありません。また、問題が変わる可能性もあります。
埼玉県の過去問題を取り組んだ方が良いのは事実なのですが、これだけでは足りません。そもそも6年分しかありません。
そこでご紹介したいのは2021年受験用 全国高校入試問題正解 理科・社会です。
これは理科社会がセットとなっていますが、1教科からの購入も可能です。
これらの問題集は47都道府県の問題が掲載されており、解答までついています。そのため、一つの教科で47回以上演習することが出来ます。ネタ切れにはなりませんね笑
これであれば、他都道府県の問題で出題された内容が、今年度の埼玉の入試で出てくる可能性があります。埼玉県の問題だけですと、その恩恵を受けることはなかなかありません。
そのため、この問題集を使って学習することが、おすすめの学習方法となります。
その他おすすめな勉強方法
はじめのうちは時間通りに解答しなくても構いません。しっかり考えて、分からないことをはっきりさせながら、そして思い出しながら問題を解いた方が良いでしょう。
解答解説を読んだときに「なるほどー、そうだったのかー」となった方が記憶に残ります。時間を気にして、適当に解いたものは「へー」くらいにしかなりません。しっかり考えましょう。(ただし、途中からは時間を気にしてください。)
また、大問ごとに区切って勉強を進めても良いでしょう。
そして、気になる問題などは学校の先生に聞いたりしながら、理解を深めるとなお効果的です。
苦手を市販のテキスト・問題集でカバー
過去問題を取り組んでいると、苦手な分野などがわかってきます。
苦手な分野や教科が判明したら、そこを市販の問題集などを使って、確認と演習を繰り返します。
市販のテキストや問題集を1から始めようとすると、どうしてもわかっている内容にも時間を使ってしまい、もったいない時間の使い方をしてしまします。また、途中で飽きちゃったりする人もいますよね。大事な後半のページが手つかずといった生徒も何人も見てきました。
暗記は直前まで続けましょう
さて、今まではアウトプットと確認の重要性を話してきましたが、インプットも当然欠かせません。特に理科社会の用語(年号なども含む)や、英単語、漢字、などの知識を身に付けるための勉強(インプット)も必要です。
直前に記憶したものは忘れにくいですよね。前日に覚えたものが入試に出てくるかもしれません。
そのため、インプットは入試直前まで続けましょう。会場へ向かう電車の中、休み時間もインプットの時間に充てましょう。
普段は、長時間インプットをするのは限界があるので、スキマ時間を使ったり、動きながら記憶したりすると良いでしょう。