こんにちは、高校受験さぽーとです。
10月15日(木)に10月4日(日)実施の第5回北辰テストの成績が各ご家庭にお届きかと思います。
その成績を手に取り、良かった・悪かった、私立高校の個別相談どうしようなど行ったお話をしているかと思います。
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さて、今回は第5回の北辰テストはどういったテストだったのか?難易度は上がったのか下がったのか?問題は変わったのか?今後の11月12月はどうなるのか?
これらに焦点を当てて分析していきたいと思います。
国語
国語は第4回と比べて大きな変更点はありませんでした。
全県平均点が第4回の55.8から、第5回は52.0と3点下がりましたが、誤差の範囲でしょう。
1学期に実施された「at home型」のテストと比べると、作文が2段落構成で書くようになり、それに伴い配点も16点から13点に下げられました。
その分、文法や語句などの知識を問われる大問2の配点が高くなりました。
作文は比較的に誰でも得点できるものでした。その配点が減り、知識がより問われるということを考えると、勉強量の差が出やすいテストになると言えます。
最近の北辰テストの一つの傾向として、漢字の難度が上がってきています。第5回の北辰テストでも全体の正答率が30%を下回る漢字が2問も出ています。
これは埼玉県の公立入試と合わせた形になります。国語は、国文法や漢字・熟語・ことわざなどの知識事項を強化してくことが必要でしょう。
英語
英語の平均点は第4回と第5回はほとんど変わっていません。46→45です。
問題の特徴としても、50点くらいとれたら偏差値50、70点近く取れたら偏差値60を超えるという平均的なテストだった言えます。(英語は時間切れとなるケースが多いので、目標偏差値を目指して、時には数問飛ばしながら解答してく必要があります。何取れたら偏差値いくつかということを知っておいた方が良いですよ!)
ただ、問題な内容で1問だけ気になる変化が見られます。それは、大問5の問3です。
第4回は、「日本文を英文にしなさい」という、定型文の記述でした。ここで、単語や文法の知識が細かく問われました。
しかし、第5回では自由英作文に変わっていました。(1文目は定型文)
そのため、ただ単語や英文法を覚えているのではなく、自分で適切な英文を考えて英作文をする力が問われます。練習をしておかないと、すぐに書けないでしょうから、次回に向けて練習が必要でしょう。
第6回は第5回と同じ形式になると思います。
さて、その他の問題はこれまでと同様です。英文を読み、正誤問題や本文の内容に関する質問に答える、並び替えをするなどの問題です。
英文法や単語の力、また読解力が問われます。地道な勉強を続けていくしかありません。また、英文を書く問題が増えています。覚えた単語や文法を使って、英文を書く練習をしておくと良いでしょう。
数学
数学は第4回も第5回も平均点はほぼ同じでした。(第4回は50.9、第5回は49.8点)
しかし、相変わらず数学は他教科と比べて、高得点が取りくいです。
80点くらいで偏差値70が出るので、問題の解き方に工夫が必要となります。大問1の1〜10は比較的簡単な計算問題となっているので、できた生徒が多かったようです。
ここを落とさないだけで40点で偏差値44でした、そこにプラスしてとっていきたいのが大問2の5①です。この問題も基礎的な内容です。
また、大問4の1の合同の証明です。部分点もあるので少しでも点になる可能性があり、配点も高いです。ここでしっかり得点できれば50点になります。偏差値も50です。
ここから点数を上げるためには、大問2の空間図形や資料の活用や平方根などの小問をどれだけ正解できるかによります。
偏差値50を目指す人は大問1のような基礎計算の練習、60を目指す人は小問対策、それ以上を目指す人は図形や関数の応用に取り組み80点を目指すと良いでしょう。
理科・社会
理科・社会の平均点は回によって平均点はかなりバラつきます。
社会の平均点は以下の通りです。
第4回54.6点、第5回49.5点。
理科の平均点は以下の通りです。
第4回46.9点、第5回44.9点。
知識色の強い教科なので、出題される内容によって難易度は変わります。第5回は理科も社会も記述問題の正答率が低くなっています。入試のことを考えると、記述対策を少しずつ始めた方が良いですね。
11月から理科は中3の内容が出題されるので、ようやく最近勉強したであろう内容の問題となります。また、社会も歴史が最後までとなるので、戦後の問題が出題されると予想されます。
詳しい試験範囲はこちらから↓
https://www.hokushin-t.jp/test/hani/ha_index.html
11月に向けた対策としては、上記の範囲を参考にして、追加された範囲の勉強から始めると良いでしょう。