北辰テストの過去問「北辰のかこもん」をご存じですか?
前年度分の4月から1月までのテストが収録してあり、解答解説付きとなっております。また、偏差値票も載っており、テストの得点から北辰偏差値を出すことも可能です。
過去問題で自分の偏差値がわかるのはとても良いですよね。
その北辰テストの過去問題ですが、いくつか注意しないと、ただの時間の無駄になってしまいます。そこで、今回は北辰テストの過去問の使った勉強方法や注意点を解説していきたいと思います。
2度解きのすすめ
私が塾長時代、子供たちに実際に取り組ませていた勉強法です。
1度目は制限時間内で解きましょう。
北辰テストは時間も意識しなくてはいけません。教科によっては時間が足りなくなるため、捨てる問題がでてきたり、配点の高い問題から手を付けた方が点数が伸びたりすることがあります。
戦略的に問題と解いく練習のための1度目です。
そのため、1度目は必ずタイマーを使ってください。ここで、時計だと時間が迫ってくる感覚が少なく、時間を延長してしまうことがあるので、時間になったら音が鳴るタイマーをおすすめします。
一度目が解き終わったら、最大の効果を得たい人は、そのまま二度目に解答に進みましょう。
どうしても点数が気になる人は、採点をして、偏差値を出しても構いません。ただ、なるべく答えや解説を見るのは避けてください。
そして、活きた勉強をする二回目です。
二度目は時間を意識せずに、問題を解きます。
わからなかった問題はテキストやノートを調べ、必要なことはノートにメモを取ったりしながら進めます。
教科によって効果が異なりますので、いくつか具体的な教科を紹介します。
英語は制限時間内に解けない子供が多いです。そのため、無制限にすることによって、きちんとすべての問題に取り組むことができます。
北辰テストの英語は、型にはめて解くことができるので、その型を身に付けるためには問題を解いておいた方が良いです。詳しくは北辰テスト英語の勉強方法をご参照ください。
また、時間がある時には、英文は辞書などを使って読み進めるとよいでしょう。語彙力もアップします。
数学も制限時間内には解けない問題、そして制限時間を意識したために計算ミスをしてしまうことが少なくありません。
ですので、落ち着いて問題を解く時間は取るべきです。一通り考えてわからなかったら答えを見て解き方に感動しましょう。
「あぁ、そうやって解くのかぁ」と。その経験が次の北辰テストや入試につながります。
理科や社会の知識教科は、覚えてないことチェックをしましょう。答えは当然ですが、選択肢の隅々まで知らないことはないかなどをチェックします。
覚えていないことは、ノートに自分の覚えていないことをまとめ、それを覚える勉強をしていきましょう。
理科社会は、知識の穴を埋めることで点数が上がります。過去問題を使って、それらの穴を言つけて埋めてしまおうという作戦です。また、北辰テストがフェイクでつくっている選択肢なので、同じような内容が別の回で出題される可能性もあります。
偏差値でモチベーションを高めよう
目に見える数値は目標になり、モチベーション向上のためのきっかけにもなります。
模試というものは、テストの点数だけでは判断できません。失火地偏差値まで出して、自分の立ち位置を知りましょう。
偏差値で勉強方針を定めよう
さて、偏差値に一喜一憂するだけで終わりにしてはいけません。
自分の志望校合格までに、偏差値はあといくつ必要なのかなどが具体的にみえてきます。そこから、どういった勉強が必要なのか、何に力を入れればよいのかを考えましょう。
例えば、社会の偏差値が足りないと思えば、一問一答や問題集を一冊終えよう。英語か課題であれば、文法を完ぺきにするところから始めようなどど、勉強の指針を定めることができます。
北辰テストの過去問題演習は、解いた時も勉強になりますが、解いた後のとてもためになるのです。
最後に
北辰テストは簡単ではないので、勉強が得意ではないという方には、あまりお勧めはしません。その時間を、他の基本的な勉強に充てた方が効果があるでしょう。
それでも、パターンを知るために、本番までに数回は解いておくと良いかもしれません。
今回は過去問題の使い方について解説しました。
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https://note.com/jyukensapo/n/n276c435e0ab3
教科の詳しい勉強方法や対策は別記事にまとめているので、そちらをご参照ください。