埼玉県高校入試

【埼玉県高校入試】2学期のお悩み相談まとめ

これまでにいただいた相談内容とそれに対する筆者の回答をまとめました。特に2学期は、私立高校の相談会に行ったり、志望校を決めなくてはいけなかったりと、決断をしなくてはいけない場面が多く、多くの相談をいただきました。

同じ悩みを持つ学生保護者がいると思います(相談が多い順に並べています)。ぜひ参考にしてください。

確約かどうか不安です(私立高校に受かるか不安です)

最も多い相談内容です。

最も正確な解決方法は、相談先の私立高校の先生に聞く事です。

個別相談の時に、「これは確約ですか?」もしくは、「安心して良いですか?他の高校を受けておく必要はありますか?」とお聞きください。

「大丈夫です。」「安全圏です。」などという返事であれば、確約です。

しかし、「基準に達していません。」「次までに内申点か偏差値を〇〇まで上げてきてください。」という返事は確約ではありません。

コースを変えるか、他の高校を検討する必要があります。

また、確約が取れているけど受かるか不安という相談も多いです。

結論から言うと、確約が取れていれば、不合格になる心配はほとんどありません。しかし、ネットやパンフレットを見ると不合格がいることがわかります。

これをみて、もしかしたら不合格になるのではないかと心配してしまうようです。

しかし、不安になる必要はありません。不合格の理由は「テスト受けてない」「確約がない状況で受験する」などです。確約が取れて、きちんとテストを受ければ問題ありません。

確約があっても髪の毛を染めたり問題を起こしたりすると、不合格になる事もあるようです。

確約について詳しく知りたい方はこちら↓

【埼玉県私立高校入試の仕組み】確約のもらい方「確約って何?」 「北辰テストを受けなくちゃいけないの?」 「内申点も関係するの?」 埼玉県の私立入試は少し複...

私立高校と公立高校、どっちがいいですか

受験校を決定していく上で大きな問題ですが、先生が高校の良し悪しを決めるのはなかなか難しいです。

なぜならば、高校は人(性格や目的など)によって合う合わないがあるからです。

そのため、学校の説明会に参加して、高校の雰囲気や卒業後の進路までを考えてお選びいただく必要があります。

大学進学を目的とするのであれば、公立高校より私立高校の方が設備や制度が整っているのでメリットは大きいでしょう。それらにお金をかけているので当然です。

もちろん、私立高校が合わないという人もいます。私立は良くも悪くも学校独自の雰囲気が強いですからね。大学受験を目的とするといって安易に決断をしないようにしましょう。

経済的な理由で公立一択という人も、埼玉県には私立高校に進学するための補助金制度があるので、そちらもご確認ください。

私立高校と公立高校、どっちがいいの!?【ついに決着!?】受験指導をしていると必ずと言っていいほど頂くご質問。 このページに来た頂いたということは、同じ疑問をお持ちなのだと思います...

志望校はどのように決めれば良いですか(学力にゆとりを持った高校を選んだ方がいいか?)

一つ前の「私立高校と公立高校、どちらがいいですか」と重複しますが、説明会に参加して、自分の性格などを考えて選ぶことが大事です。

似たような内容として、「高校は学力的に余裕のある高校に入った方が良いですか」という質問も多くいただきます。

その中でも、指定校推薦を狙ったパターンは特に多いです。

学力に余裕のある高校で、良い成績を取り続け、大学受験を指定校推薦で決めようという考えです。

もちろん、指定校推薦を狙っているのであれば、余裕のある受験をした方がその可能性は高まります。

しかし、注意したいのは指定校推薦は、高校3年間定期テストで好成績を取り続けることが前提ということです。忙しい部活に入部すると、勉強時間が取れなかったり、塾に行けなかったりします。中学時代とは生活が異なり、勉強に充てる時間が少なくなるかもしれません。もちろん勉強内容も高度になります。その結果、指定校推薦が取れないで、一般受験になる可能性もあります。

学力に余裕を持った学校が、大学を目指さない人が多い事もあります。友達に影響されて、大学受験を諦めるという可能性もあるでしょう。偏差値が低くなるにつれて、大学受験に対する意識も低くなっていきます。

大学受験を目指すのであれば、指定校推薦だけでなく一般受験のことも考えて高校を選んだ方が、進路に関する希望は入学時とのギャップは小さくなるでしょう。

もちろん大学受験を考えないというのであれば、この辺りは全く問題ありません。

また、学校生活を楽しみたい、ゆとりを持ちたい、他に打ち込むことがある、という人はその選択はとっても良いことだと思います。

思い描いていた高校生活と違う、卒業後の進路で後悔することのないように、情報を整理して、自分の性格や進路をよく考えて、周囲の大人としっかり相談して進路を考えることが大事です。

入試対策・北辰テスト対策をどうのように行えばいいですか?偏差値が上がりません。何を勉強すれば良いですか?

勉強系の相談も多いです。

基本問題(基礎知識の定着)と過去問題や類似問題(実戦問題演習)を取り組みましょう。(個人に成績によるので、個別のアドバイスが欲しいという人は、ラインでご相談ください。)

まずは、覚えていないことを覚えます。教科書やテキストを読み込む、問題を解く、間違えている・覚えていない箇所をやり直すことで、知識をつけます。塾で習った問題の解き方の復習もこちらに含みます。

その知識を使って過去問題や類似問題の実践問題を解きます。

重要なのは、基礎知識も実践力もどちらも身につけることです。復習だけ、過去問演習だけにならないようにしましょう。(偏差値65以上であれば、実戦演習だけでも良いでしょう。)

過去問題の取り組み方についてはこちらで詳しく解説しています↓

【公立入試対策】過去問題を使った勉強法受験が近づくと、過去問題について、「いつ使うべきか?」「解き直しはどうすればよいか?」など相談を受けます。 「そもそも、過...

偏差値50を目標にしている人は、基本問題を多めで、実戦練習はちょっとずつ行うという方法がいいと思います。

しかし、得意不得意の科目によって勉強の仕方も異なります。どの教科に力を入れるか、どの単元に力を入れるかといったように、戦略的に勉強をした方が、総合の偏差値は上がりやすいですし、入試への合格率も高くなります。受験の専門家や学校の先生に相談しながら勉強を進めることをお勧めします。

相談相手がいない場合は、高校受験さぽーと(当ブログの運営者)で有料コンサルも行っているのでご相談ください。

勉強に集中できません、どうすれば良いですか(スマホ対策も含む)

環境を整えましょう。

自宅の勉強スペース、自習室や図書館など集中して勉強できる環境はありますか?

もし自宅で勉強に集中できない場合は、塾の自習室や図書館を利用しましょう。

近くに勉強に集中できる環境がない人は、やはり自宅で集中できるようにしなくてはいけません。そのためには、まずは勉強に必要ないものは全てダンボールに入れて、目の届かない場所にしまいましょう。気が散らないような空間を作ることがポイントです。

集中力最大で勉強できるアイテム【集中できない人必見】「集中が続かなくて勉強がはかどらない」「常にスマホが気になってしまう」という相談をたくさんいただきます。時間を区切った勉強法などアドバイ...

また、忘れてはいけないのがスマホ対策です。

ついつい、勉強中にスマホをいじってしまう人は要注意です。スマホも、勉強中は絶対に目につかない場所に置いておくべきです。通知一つ一つに反応してしまいますし、SNSもチェックしてしまうでしょう。電源を切る、勉強している部屋他は別の部屋に置いておくくらいしないといけません。

最後に

有料(1時間1,500円)で受験コンサルも行っています。お電話やズームで対応させていただきます。

気になる方は是非ご相談ください。