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【高校受験】塾は行くべきか?【はじめるならいつから?】

中学生になると塾に通う人は多くなります。しかし中には、部活動や習い事が忙しかったり、経済的負担を考え、本当に塾に行く必要があるかどうか迷う方もいらっしゃいます。

この記事では、そういった不安を解決するために、塾に行くべきか、行くとしたらいつから始めると良いかを解説します。

この記事でわかること

・塾は行くべきか?

・いつから始めるのがベストか

・塾に行かない勉強方法は

 

塾は行くべきか

塾は行くべきです。

理由は4つあります。①受験問題(模試)対策②学習定着度③学習環境④受験ノウハウの提供です。

①中学校の定期テストと受験問題は異なります。今は受験問題(模試)対策をしないと、点数が取れません。(もちろん自力で解ける頭の良い子供もいます)

塾では、受験をゴールにして授業をしているので、受験問題や模試の対策を十分に行ってくれます。(これらの対策のない塾は必要性が薄れます)

②塾の予習、中学校の授業、講習ごとの復習で学習定着度は高いです。繰り返すことはとても大切です。

また、わからないところは、塾の先生に聞いてすぐに解決できます。(質問は学校でもできますね。)

③家で自力で勉強しようとしてもなかなか難しいでしょうが、塾に行けば勉強します。また宿題や課題が出るので、学習習慣が身につくというメリットも大きいですね。

切磋琢磨し合う雰囲気であったり、定期テスト前は塾に行って自習しようという雰囲気であったり、塾に行っている子供しか体験できない学習環境があります。

④受験ノウハウを持っている塾が多いです。

塾の面談は中学校の面談以上に的確です。(学校の先生による。)現状の成績での学力相応校や目指せる学校を教えてくれたり、併願校の提案であったり、ほぼ全て考えてくれます。(ここまでやらない塾もあります。通うならここまでやってくれる塾を選んで下さい。)

模試の成績を分析して今後の勉強方法なども考えてくれます。

以上の理由で塾に入ったほうがいいです。しかし、近くに塾がなかったり、経済的な理由、忙しくて塾通えないという人もいます。そういった人は、後述する「塾に行かない勉強方法」を参考にしてください。

始めるならいつから?

目指す学校によって異なります。早く始めないと後悔するケースもあります。

難関私立高校を目指す場合

早稲田大学や慶應大学、または明治大学や中央大学の大学附属高校や偏差値の高い都内私立高校などを目指すのであれば、中学1年生から通うべきです。

理由は、学校の勉強だけでは問題が解けないからです。中学1年生からどんどん先に進んできます。学校の進度は無視です。後になればなるほど、先に進んでいると思ってください。

そして、中学3年生時には総合問題の練習や学校別の対策が始まります。

遅くても中学2年生のうちに始めないと間に合いません。

難関公立高校を目指す場合

難関私立高校ほどではありませんが、難関公立高校もできるだけ早いうちに塾に行ったほうがいいです。理由は先に紹介した塾に行ったほうがいい理由と同じです。特に英語や数学の学力が上がるのは時間がかかります。高いレベルを目指すのであれば早く始めて、学力を上げておきたいです。

内申点をあげて、学力を上げて入試問題で高得点をとる力をつける(難しい問題でも解けるようにする)、この2つが公立高校に合格する基本戦略です。できるだけ早いほうがこの2つを達成することができます。

特に目指す学校はない

塾入ると成績が変わる人が多いです。思っていなかった高校が手に届くこともあります。定期テスト200点台だった子供が400点以上取れるようになることもあります。塾の〇〇点アップというのは本当です!

早くから始めると、これを早くから経験することができます。

それでも忙しい人もいるかと思います。そういった人は、中学3年生の3月、遅くても夏季講習までには塾に通うことを検討してください。

塾では3月から新学期が始まります。受験学年になると、受験対策が始まるので、できるだけスタートの段階で塾にいることをお勧めします。

さて、遅くても夏期講習というのは、理由が2つあります。

1つ目は夏季講習で受験生のスイッチが入るからです。夏季講習は毎日長時間勉強させられます。宿題課題もたくさん出ます。勉強合宿などもあります。これにより、受験勉強はこれだけやるんだというメンタルになります。もちろん受験対策もみっちりやるので学力も変わります。

2つ目は受験面談が9月から本格化するからです。その前に子供の勉強の様子や成績を見てもらっておいたほうが良いです。

塾にいかないで勉強する方法

塾に行かない理由は、忙しさや経済的な理由が多いです。塾に行かないけど、受験対策をしたい人はまず以下の二つを検討しましょう。

・家庭教師

家庭教師で最低限の受験対策をします。数学と英語は得意でない場合、自力での勉強は難しいです。また、授業内容をフレキシブルに対応してもらえるでしょうから、模試や受験問題対策(過去問題演習)もしてもらえます。

世の中にはすごく指導力もあるのに、あえて塾などではやらない、フリーランスのプロ家庭教師もいます。検索してみても良いと思います。

・アプリ「スタディサプリ」

経済的に厳しい場合は、スタディサプリを使い勉強するのが良いでしょう。月々の費用を抑えることができます。

5教科全ての単元の授業を動画で観れるため、授業だけでいうと塾とほぼ同じ効果があります。(授業だけならスタディサプリの方が上の場合もあります。)

公式サイトはこちら→スタサプ

・定期テストを頑張る

それでも厳しいという人は、とにかく定期テストを頑張りましょう。特に3年生の内申点は受験に大きく影響します。普段から、学校のワークや教科書の音読、ノートまとめ、市販の教科書ワークで毎日定期テスト対策をします。

・過去問題を解く

定期テスト対策に付け加えて、模試や受験問題の過去問題も解きましょう。過去問題を解けば、受験特有の問題にも慣れていきます。これもたくさんの数をこなしましょう。