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元塾講師が送るアドバイス(12月編)【確認・勉強方法・モチベーション維持について】

受験生12月にやるべき事

こんにちは。高校受験さぽーとです。

受験生にとって12月は色々決めなくてはいけないこともあって大変な時期です。もちろん、勉強もしなくてはいけません。

そんな受験生に、最低限必要な確認と、入試に向けた大事な冬の過ごし方についてまとめたいと思います。

確認すべきこと

確認①私立高校の出願

私立高校の出願の準備は済みましたか?

個別相談に行って、確約はもらえていますか?

コースや受験区分(併願or単願)に間違いはありませんか?希望したものになっていますか?

相談番号はわかるようになぅてますか?(あるところだけ)

個別相談で登録したコースや受験区分で受験しないと、確約が取れていない状態での受験になってしまうことがあります。つまり、相当難しい受験形態での受験となってしまいます

12月25日前後が最後の個別相談となります。それまでに確認しておいた方が良いです。

 

確認②おおよその内申点を計算(公立入試対策)

2学期の通知表が出た段階で、ある程度の内申点を計算することができます。

そこから、当日のテストで何点取れば合格できるかが見えてきます。

例えば、

A高校のおおよその合格点=450点(テスト当日の点数+内申点)

ジロウ君の内申点=150点

この場合、ジロウ君はテストで300点取る力を身に付ける必要があります。

この結果から「合格点に到達するためにどういった勉強が必要か」などの戦略を立てて、勉強計画を練ることができます。

闇雲に勉強しても、学力は上がるかもしれませんか、合格に繋がりにくいこともあります。

例えば、社会が得意だからといって、社会ばかり勉強していても合格点に到達することは出来ませんよね。

また、「学校選択問題で、数学の点数を20点上げる」などははかなりハードル高いです。

 

合格するためには、「何の教科の点数を上げるか」「どのような勉強で点数を上げるか」を考えます。

どこを伸ばすべきか。選択を間違えないようにしてほしいと思います。

合格基準はあくまでも参考です。今年度同じ点数をとったからといって合格するとは限りません。ただ、受験する生徒層はあまり変わらないので、過去問題から、どれくらいの学力が必要か推測することは可能です。

当日の点数をどれくらいとればよいかは、学校の先生や塾の先生に相談してみましょう。

勉強方法について

過去問題を解こう

受験直前での過去問題演習も必要ですが、12月くらいに1度過去問題を解くことをお勧めします。

入試のレベルを体感できる

北辰テストは公立入試に似せて作られていますが、実際は問題の難しさ等で異なります。特に記述問題は入試の方が難しいので、実際経験した方が良いです。

まだ購入されていない方は、こちらから購入してください。

まだ、習ってない内容も出てくる可能性もありますが、それらは後から解けばよいだけです。とはいっても全く手が出ないのは理社位だと思います。

そこから今後の勉強の計画を立てていきます。

入試問題を解けるようにするために、冬休みにどういった勉強が必要か考えるには、入試問題を知らなければいけません。

過去問題を一度解いてみて、分析してみてください。

実戦練習できる

数学の公式を覚えているだけでは、入試で点数は取れません。実際に問題が解けるようにらなくていけません。もちろん、計算ミスにも気をつけなくてはいけません。

英語では、文法を理解していても、長文を読解して問題に答えなくてはいけません。さらに時間制限もあります。速さも求められます。

このように、やはり実戦というのは違うものですから、練習や対策が必要となります。

本格的な練習は私立入試を終えてからでしょうが、12月に実戦のイメージを持つために、練習する事をお勧めします。

 

苦手単元の復習

どの教科にも言えることですが、苦手な単元は少しずつ復習していきましょう。

復習は単元ごとにした方が良いです。

例えば社会が苦手となったら、歴史を1から復習するのではなく、過去問題などを解きながら、覚えていない単元が出てきたところで、その都度復習するといった勉強方法の方が、効率よく勉強できます。

意気込んで、復習を始めたは良かったものの、大事なところで飽きてしまった経験はありませんか?

そうならないようにするためにも、ピックアップして復習したほうが良いでしょう。

また、もう時間は多くはありません。効率良く学習して、少ない時間を大切にしたいですね。

 

塾探し(ラストチャンス)

転塾や塾に入るのは最後のタイミングとなります。

やはり、私の経験から直前は実戦練習をしてくれる塾が良いと思います。苦手単元や基礎を繰り返しているだけでは、入試問題には対応できません。

入試問題にも解き方、時間の意識、捨てたほうが良い問題などがあるので、専門家に見てもらった方が効果は高いです。

塾に行ってない方でも、冬期講習だけでも、塾で勉強してみてもいいと思います。

 

生活習慣

朝型の習慣を身に付けることが大事です。入試は朝から始まります。

朝から頭を働かせるように生活が出来ると良いです。

冬休みになると、お正月もあるため、生活リズムが崩れがちですが、極力学校がある時と同じ生活を心がけてみてください。

 

モチベーション維持

12月になると私立入試につながる北辰テストや、定期テストも終了し、目標が少なくなります。

また、成績が出ないお子様は、不安に襲われ精神的に不安定になってしまうことも少なくありません。そのため12月はモチベーションの維持も難しくなります。

しかし、モチベーションが上がらないからといって、勉強をしないというわけにはいきませんよね。

そこでモチベーションが上がらない時にした方が良いことをまとめました。

 

・心配事や不安な事は紙に書きだす

心に心配事や不安なことを留めておくと、さらにそのマイナスの気持ちが膨らんでしまいます。そのため、ノートや紙に一度箇条書きで書き出してみましょう。

理想はその文字を見て、対処方法も考えてあげることです。

例えば、

社会の歴史で点数が取れない→これから復習する

合格できるか不安→今できることを頑張ってから悩む、みんな不安

このように不安なことは紙に書きだして、対処法も考えるとかなりすっきりします。

答えがわからなくても、文字として、自分の不安なことを見るだけでも気持ちは変わります。

 

・少しだけ気晴らしの時間をとる

取り過ぎてはいけませんが、家族と買い物に行ったり、友達と話をしたりして気晴らしをしましょう。

ただし、ライバルたちは勉強していることを忘れずに。

そうすれば自然と「勉強しなくては!!」という気持ちになります。

集中したいのに集中できない時は、こちらの記事を参考にしてください。

【集中力を作るために必要な5つの要素】5分も集中できない中学生が30分集中して勉強を続ける方法

 

・勉強できる場所に行く

やる気が出なくて勉強が手につかない時は、勉強できる場所に行きましょう。

塾の自習室や図書館などが良いでしょうか。環境を変えるのは効果的です。そういった意味でも、冬休み期間は塾に行くことをお勧めします。自習室の有無は確認したほうが良いですね。

 

・やるべきことを明確にする

「何をしたらいいかわからない・・・」はモチベーションを大きく低下させます。不安な気持ちも増大させてしまいます。

やるべきことを明確にしてから、勉強に取り掛かりましょう。

そのためには、過去問題を解いてみて、自分の強化ポイントを把握することが必要です。

例えば、

社会の点数を上げたい。まだ知識不足。

→過去問題を解きながら、苦手な単元は一問一答に取り組む。

このように、自分のやるべき勉強を明確にしてから勉強に取り組みます。

もし自分一人で解決できない場合は、学校の先生や塾の先生に相談してみてください。

 

・志望校に合格して、高校生活を楽しむ自分をイメージする

志望校に合格している自分をイメージしてください。

部活に入って活躍している自分。

文化祭を楽しむ自分。

大学受験に向けて勉強を頑張っている自分。(これでモチベーション上がるか微妙ですが・・・)

寄り道を楽しむ自分。

今後楽しいことがたくさんあります。いろいろな楽しいことを想像して、今の勉強を頑張りましょう。

 

さいごに

受験生にとって12月はとても大切な時期です。日々受験は近づいています。

後悔のないように過ごしてほしいと思います。