こんにちは。
高校受験さぽーとです。
11月や12月は私立高校の受験校も決まり、過去問題を買おうかと思い始める時期ですね。どのように過去問題に取り組んだら効果的か、そもそも買う必要はあるのか。
この記事では、過去問題の使い方や注意点を解説します。
確約をもらった私立高校
過去問題を買う必要はあるか?
確約をもらった私立高校のパターンです。
この場合、
「確約もらえているのに、過去問題はいるのか?」
「高得点じゃなくても受かるんじゃないの!?」
と思いますよね。
その通りです。
わざわざ過去問題を購入して、特別に対策をする必要はありません。
理由は、確約があるからです。名前を書き忘れてしまっている、解答欄がずれているなど、よほどのことがない限りは合格します。
さらに、私立高校の問題に取り組もうとしても、難易度が高く、時間とお金の無駄になってしまう事もあるでしょう。
ただし、メリットもあります。
過去問題を買うメリット
・テスト前の不安を小さくする
いくら確約があるといっても、実際合格の通知を見るまで安心はできません。さらに、どんなテストかもわからないで、テストを受けるほど、受験生も精神的にゆとりがあるわけではありません。
そのため、どんな問題がでるのか?レベルはどうかぐらいは確認しておくと、不安を小さくすることが出来ます。
・解答用紙のパターンを知る
いくら確約があるといっても、流石に0点の解答用紙を提出するわけにはいきません。普通に問題に取り組んでいれば、そんな心配はないのですが、気を付けておくべきことがあります。
それは解答用紙のズレと名前の書き忘れです。名前はすべてのテストにおいて言えるので、特別気を付ける必要はありませんが、解答用紙のズレは気を付けておいた方が良いでしょう。
特にマークシートの解答用紙は気を付けてください。
慣れていないと、解答用紙の番号を間違えてしまい、やり直したら時間が無くなってしまった・・・ということもあり得ます。
そのため、受験する高校がマークシートかどうか確認する必要はあります。マークシートであれば練習したほうが良いですね。
・復習になる
私立入試の問題は、学校によって英語であれば並び替えの問題や単純な文法問題など、基礎知識を確認できる問題も出題されています。
そのため、自分の弱点や忘れている内容を確認することもできます。
・公立入試の対策になる
学校選択問題の導入により、近年その傾向が強くなっています。埼玉県の数学の難易度は高く、英語も2018年度入試の平均点は大幅に下がりました。
しかし、私立高校の問題が難無く解ける生徒は、公立高校の問題でも点数が取れています。
英語数学は、大は小を兼ねるところもあり、公立高校の問題だけ対策するより、違った問題で練習する事も効果的な勉強法です。
・点数によって上位コースへの繰り上げ合格がある
同じ学校でも複数のクラスやコースが設定され、それぞれ基準が設けられています。
その基準を満たして、確約をもらうわけなのですが、当日の点数によってコースが繰り上がる場合もあります。個別相談の時には、基準に満たしていなかった人にもチャンスがあります。
学校や点数によっては、特待に選抜され、入塾金などが免除になるケースもあります。
過去問題の使い方
私立高校の問題は難しいことが多いです。そのため普通に解こうとしても、全然解答できず、時間の無駄になってしまうこともあります。そこで、効果の高い勉強方法を解説します。
・目的をはっきりさせる
私立の問題を解く目的は何ですか?
慣れるため、復習する、公立対策のための度具とする、コースアップを目指す。目的によって、過去問題の取り組み方は変わります。
慣れることを目的とするのであれば、時間を計り、解答用紙も使用して問題を解くだけで良いでしょう。その際、解答用紙を拡大コピーすると、本番と同じサイズになり、より本番に近い形で演習することが出来ます。
復習や公立対策を目的とするのであれば、時間をかけて問題を解きましょう。制限時間を無視してかまいません。わからない問題は、答えを見ながら納得するまで取り組みましょう。
わからない問題は学校の先生や塾の先生に聞くと良いです。ただし、私立高校の問題は難易度が高いので、先生もすぐに答えられないこともあります。
・復習する
復習を目的とする場合も、時間を気にする必要はありません。一つずつ丁寧に解いてください。また、問題を解いた後、そのままにするのはもったいないですね。過去問題には解説も載っているので、解説を読みながら復習をします。また、理解できないことは、学校や塾の先生に聞きましょう。
確約のない私立高校
埼玉県でも確約の制度がなく、早稲田本庄や慶応義塾志木、立教新座など一般入試で合否を決める私立高校があります。
こういった学校の場合は、テストで高得点をとるために学校別の対策が必要になります。当然過去問題を購入し、どういった力が必要か研究をする必要があります。
そのため、確約のない学校は過去問題が必要になります。
ただし、確約のない私立高校の問題は相当難易度が高く、一人では解けないこともあるため、学校や塾の先生と相談しながら取り組むことをお勧めします。
過去問題の購入方法
お近くの本屋さんやインターネットで購入できます。
本屋で購入する場合、希望する学校の問題が売り切れている場合もあるので、インターネットでの購入が一番簡単です。
説明会参加時に販売している学校もあります。また、昨年度のものだけ、無料で配布している高校もあります。慣れることが目的であれば、無料の問題だけで十分です。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
私立高校の問題は難しいものもあり、下手に取り組むと、モチベーション低下や焦りにつながってしまいます。
目的を忘れず、計画的に取り組むことをお勧めします。