社会科はとても対策しやすい教科です。
範囲が決まっているうえ、覚えるべきこともはっきりしています。よく、興味がないから覚えられないといいますが、勉強量でどうとでもなります。
ただし、闇雲にワークをやる、ノートをまとめるといったことをすると、思った以上に点数が伸びません。
そうすると、「勉強はした→点数取れない→興味がないからしょうがない→次からは勉強しても点数取れない→やらない」という、負の連鎖を生んでしまいます。
この記事では、定期テストに向けて意識してほしい勉強の順序と方法をお伝えします。
社会が苦手という人ほど、参考にしてください。
社会が苦手な人がやってはいけない勉強方法
社会が苦手な人ほどやってしまう、効率が悪く、モチベーションも下がってしまう勉強法を考えます。もし、当てはまることがあったら、勉強の仕方を変えてみると良いでしょう。
・闇雲にワークを解く
解けません。答えを写す作業になります。そのあと、そのワークを丸暗記するなら良いのですが、それで満足すると危険です。
・ノートまとめをする
ノートは授業でまとめてあるはずです。また、わかりやすいテキストも多いので、わざわざノートをまとめる必要なありません。特にノートをきれいに書きたい人は、多くの時間を使ってしまいます。その割に効果は低いので要注意です。
・一問一答しかやらない
一問一答は必要です。正しい勉強方法でも、一問一答については記載します。ただし、これだけでは平均点くらいまでしか取れません。もう少し点数をとるためには、別の勉強も必要です。
どうでしょうか。社会でなかなか点数が伸びない人は、こういった勉強をしていないでしょうか。それでは効果的な勉強法をお伝えします。
効果的な勉強法
一問一答
まずは一問一答に取り組みます。知識がないと何もできないので、まずは知識をつけます。一問一答はわかりやすく言うと「筋トレのイメージ」です。何事においても基礎体力をつけなくてはいけません。
使用する教材は学校のワークでかまいません。どのワークにも確認問題のような一問一答形式の問題が入っています。
一問一答を進めるうえでのポイント
・問題の使い方
問題を見てすぐに答えを確認するようにします。そのため、はじめに答えを移してしまいます。
赤シートで隠すのであれば、オレンジやピンクのペンで答えを書きます。また、シャーペンでも答えを紙で隠せるので、どういった方法でもかまいません。
※他の問題は答えを写してはいけません。
・覚えることを意識する
ここでは、問題を解いているのではありません。インプットです。わからない問題はすぐに答えを見ます。そしてもう一度問題をみて、その答えを頭の中で言う。この作業を繰り返します。
・何度も書く必要はない
漢字で書けるようになってほしいので、書く練習は必要です。ただし、覚えたものを何度も書く必要はないですよね。漢字があやしいものだけ書く練習をするといったことでもいいでしょう。
・問題は最後まで読む。
早押しクイズのように、初めの数文字で答える勉強はやめましょう。きちんと説明全部と単語や年号をリンクさせます。
・単語→説明まで出来たら完璧
どうしても一問一答は「説明→単語」となってしまいますが、単語の説明まで出来るようにしたいです。そちらの方が、完璧な知識になりますし、記述問題の対策になります。
・教科書を読みながら覚えるとさらに効果あり
一問一答を完璧にすることが、初めの一歩なので、ここまで求める必要はありません。しかし、時間的にゆとりがあるという時は、教科書で背景や因果関係、その他の知識も目に入れながら勉強を進めると、効果が高いです。
実践練習
さぁ、一問一答で知識をつけて、ようやくいろいろな問題に取り組めます。こちらも学校のワークがあれば十分です。一問一答形式の次のページにある総合問題に取り組みます。
実践練習を進めるうえでのポイント
・様々な問題にチャレンジ
空欄を埋める問題や、選択問題、地図を読み取る問題、いろいろあります。身に付けた知識を、どのように使ったら答えが出るのか考えながら問題に取り組みます。
・覚えていないことは覚える
一問一答に出てこなかった知識も出る可能性があります。そのような場合は、ここでその知識をつければよいです。自分で一問一答につて足してもいいですよね。
プラスαの知識をつける
実践練習のいろいろな問題でも出てきましたが、社会では記述や資料問題が出題されます。そのため、それらの対策も必要になります。これも一番の対策はワークを解きながら、出会った問題に必要な知識を確認して、それらの知識をつけることです。
歴史であれば、年表、写真、絵、グラフ、図などの資料。地理は、地図、グラフ、表、写真や絵の資料。公民では表、グラフ、数値などの資料。このような内容の知識を身に付けることが必要です。
また、記述問題も、基本よく出る記述問題が出題されます。ワークと同じ問題が出題されることが多いので、しっかり文章で覚えます。なんとなくにしてしまうと減点されてしまうので、完璧に書けるようなレベルを目指します。
時事問題
出す先生、出さない先生がいます。これはだいたいテスト範囲に書いてあります。時事問題が出題されるのであれば、かならずネット「時事問題 中学生」で検索すれば出てくるので、目を通しておきましょう。
正しい順序
さて、社会の勉強は順番がポイントです。意識しないと効率が悪く、モチベーションも下がってしまいます。
①一問一答
まずは知識をつけます。(教科書を読みながら進めるとベスト。ただしテストまでの時間との相談。)
②ワーク学習
身に付けた知識を使って、実践練習。先に知識をつけておかないと、問題を解くのに時間がかかり、集中もできません。必ず先に最低限の知識を身に付けます。
③資料の確認
言葉の知識だけでなく、ビジュアルの知識もつける。
④時事問題
インターネットで簡単に検索できます。
さいごに
いかがでしたでしょうか。正しい勉強順序でないと時間の無駄であったり、必要以上にストレスがかかったりします。社会は正しい勉強をすれば、いくら苦手でも簡単に成績が上がります。
ぜひ、一度正しい勉強を試してみてください。